関西ニュースKANSAI

「兄に会いたい気持ち、やっぱり生きていてくれたらと…」北新地クリニック放火殺人事件から4年 院長の妹・伸子さんが取材に応じる

12/17 16:39 配信

 26人の命が奪われた大阪・北新地の心療内科クリニックでの放火殺人事件から17日で4年。院長の西澤弘太郎さん(当時49歳)や患者、職員、あわせて26人が犠牲になりました。事件から4年、院長の妹・伸子さんがABCテレビの取材に答えました。

(院長の妹・伸子さん)

「兄に会いたいとか寂しい気持ち、やっぱり生きていてくれたらよかったと思う」

「亡くなられた方への思いと、あの場所がまだやり直しや建て直しなどの再生がなっていない状況で、今後うまく進んでいくといいなと思っている」

「それまで事件とか裁判とは全く無縁だった。そこから生き直しをされている方々とお会いし、事件や犯罪はよくないものではあるけど、それに至ってしまった原因が確実にあるというのがなんとなく見えてきた。その人達の話を聞くことによって見えてきた」

「(谷本盛雄容疑者は)社会や人間関係から孤立していたり、心を寄せる場所がなかったりしたのではないかなと思う。憶測でしかないけど、そういう人の再犯を防げるように自分ができることをしていこうと思う」

 クリニックの患者だった谷本盛雄容疑者(当時61歳)は火事で意識不明となり、約2週間後に死亡。その後、容疑者死亡のまま殺人と放火などの疑いで書類送検され、不起訴となっています。

最終更新:12/17 16:39

関西ニュースヘッドラインKANSAI

もっとみる