関西ニュースKANSAI
賞味期限切れ食品を生活保護受給者に支給 「無意識の差別があったと言われても仕方ない」市長コメント 食品支給するかは今後検討
12/23 14:39 配信
徳島市が生活保護受給者らに賞味期限切れの食品を支給していた問題で、遠藤彰良市長は「相談者への尊厳を欠いた不適切な対応だった」と話しました。
徳島市によりますとおととし5月から今月にかけて、生活保護受給者などで食費を使い切ってしまいその日の食べ物に困っている人に対し、賞味期限が切れたパンや米などの災害備蓄品を支給していました。
最長で1年2か月賞味期限が切れたものもありましたが、市は受給者に「体調が悪くなった場合、自己責任である」などと記載した同意書にサインさせていました。
この問題について徳島市の遠藤市長は「食品の安全性確保、相談者の尊厳への配慮を著しく欠いた不適切な対応だった」とし、「無意識の差別があったと言われても仕方がない」と話しました。
市は期限切れ食品の支給と同意書にサインさせることは取りやめ、期限内のものを支給するかどうかは今後検討するとしています。
最終更新:12/23 15:32


