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安全装置を「切」 その後2回の点検でも確認しなかったか 神戸エレベーター転落事故 国交省が報告書公表
12/23 15:12 配信
今年2月、神戸市中央区の店舗ビルでエレベーターの「かご」が来ていない状態で、開いたままの4階部分の扉から30代の男性が転落死した事故について、国土交通省は調査報告書を公表しました。
エレベーターの安全装置が切られたままだったということです。
報告書によりますと、エレベーターの保守点検を担う「三菱電機ビルソリューションズ」の社員が去年6月、修理作業で安全装置を切った後に元に戻すのを忘れ、「かご」が来ていなくても扉が開く状態で放置していました。
その後、3カ月おきの2回にわたる定期点検でも、担当者が手順通りに確認しないまま「異常なし」と報告していました。
会社側は事故後、契約するエレベーターおよそ21万台を自主点検したということです。
兵庫県警は複数の過失が絡んだ事故とみて、業務上過失致死の疑いで捜査しています。
最終更新:12/23 15:12


