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万博通期パス所持者の来場回数は平均11回 40%は大阪府内から 来場者の詳細データが明らかに
12/24 15:06 配信
ことし4月から10月にかけて開催された大阪・関西万博で、通期パスを持つ人の平均来場回数が11回を超えていたことが分かりました。
4月13日から10月13日まで184日間開催された大阪・関西万博の一般来場者数は、あわせて2558万人にのぼりました。
関係者によりますと、万博IDに基づく調査の結果、ひとりあたりの平均来場回数は2.3回で、通期パスを持っている人の場合、平均来場回数は11.8回だったということです。
また、最多来場回数は会期日数と同じ、184回でした。
居住地別では大阪府からの来場者は約41%と大半を占め、ほかに、兵庫県、東京都、愛知県と続く結果となりました。
海外からの来場者は、開幕前は全体の約12%を占めると見込んでいましたが実際は5.2%にとどまりました。
海外からの来場者の内訳は半数以上がアジアからで、国・地域別でみると台湾が約17.5%と最も多く、中国が約15.4%、アメリカが約11.4%と続きました。
また、今年8月に大阪メトロ中央線が停電の影響で運転を見合わせ、会場内で一夜を過ごす人が出るなど、今回の万博では来場方法の課題も出ましたが、交通手段については当初想定されていた60%を上回る約71%が中央線を利用して来場していたことがわかりました。
パークアンドライドを利用した人は約7.9%でした。
万博会場では現在解体作業が続いていて、独自の海外パビリオン・「タイプA」は来年4月が解体期限であるほか、大屋根リングやインフラ設備の撤去などを進めて更地にし、2028年2月には大阪市に敷地が返還される予定です。
最終更新:12/24 15:06


