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兵庫県警の前本部長らを処分 業者から酒類や手土産など受け取る

12/24 15:07 配信

 業務を委託している業者から酒類などの提供を受けたとして、警察庁などが兵庫県警の前本部長らを警察庁長官注意などの処分にしたことが分かりました。

 関係者によりますと、兵庫県警の村井紀之前本部長や県内の警察署長らは神戸市内の飲食店で、複数回にわたり店側から酒類や手土産などを無料で受け取っていたということです。

 提供を受けた額は県内で警察署長をつとめる男性警視が最も多く、酒類代など2万8000円、タクシー代2万円のあわせて4万8000円でした。

 今年夏ごろ、県警に対し「県警幹部が接待行為を受けているのではないか」という情報提供があり発覚しました。

 警察庁は24日付で前本部長を警察庁長官注意、兵庫県警は男性警視らを訓戒や口頭注意の処分としました。

 この飲食店の経営者は、県警から放置車両の確認業務や県警本部の食堂運営の委託を受ける利害関係者にあたり、原則禁止されている供応接待と判断されたものとみられます。

 処分を受けた警視は、業務の委託については自分の権限外であり悪意はなかったという趣旨の説明をしているということです。

最終更新:12/24 15:07

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