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大阪・泉南市 漂着したアオサからポリウレタンの原料の合成に成功

12/25 17:41 配信

 大阪府泉南市が神戸大学や民間企業との協力で、世界で初めてアオサからポリウレタンの原料を作り出しました。

 泉南市では、夏場に大量のアオサが浜辺などに漂着し、悪臭や景観悪化が問題となっていました。

 市は、神戸大学や民間企業と協力し、海岸に漂着したアオサからバイオガスを精製し、そこからポリウレタンなどの原料となるイソシアネートなどを作り出すことに成功したと発表しました。

 市などによりますと、漂着アオサからポリウレタン原料を作り出すことに成功したのは世界で初めてだということです。

 25日、関わった企業の担当者らが、市長に成果を報告しました。

 神戸大学准教授で、光オンデマンドケミカルの津田明彦代表取締役CEOは、「漂着アオサから高付加価値の化学品に変えたところが、本当に世界初」と話しました。

 参加した企業によりますと、今後は、市内の給食の廃棄物なども利用し、生産量を増やす実験を計画しているということです。

最終更新:12/25 17:41

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