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万博でも使われた「EVバス」がリコール 期間中も「停車後に動き出す」など事故発生 大阪メトロが所有
12/25 19:23 配信
大阪メトロが所有しているEVバス(電気バス)のうち35台が、リコールされていたことが分かりました。
同じ販売会社のEVバスをめぐっては、大阪・関西万博で運行中、「停車後に動き出す」などの事故が発生していました。
11月、「EVモーターズ・ジャパン(=EVMJ)」は、販売したEVバスの一部、85台について、「ブレーキホースに不具合があり、最悪の場合、ブレーキがきかなくなるおそれがある」として、リコールを届け出ていました。
大阪メトロによりますと、うち35台はメトロが購入したものだったということです。
大阪メトロは、EVMJなど複数の会社の合計174台のEVバスを万博会場で運行していて、そのうちEVMJのバスをめぐっては、万博期間中に「停車後に動き出す」事故などが3件発生していました。
大阪メトロは点検のため、EVMJから購入したリコール対象の35台を含む、190台全てのEVバスの運行を停止しています。
大阪メトロと大阪府は共同で、南河内地域で自動運転バスを導入する計画を進めていますが、今回のEVMJのEVバスの不具合を受け、11月から開始予定だった実証実験を延期しています。
大阪メトロと大阪府は、年明けにも今後の対応を協議する方針です。
最終更新:12/25 19:23


