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兵庫県警、今年の懲戒処分は過去最多の50人に 勤務時間中に競輪の車券を233回購入、警部補を減給処分

12/26 17:03 配信

 兵庫県警は26日、勤務時間中に競輪の車券を購入したなどとして警察官2人を減給処分にしました。今年、県警の懲戒処分は、過去最多の50人にのぼるほか、前本部長も警察庁から処分を受けています。

 県警によりますと、阪神方面の警察署の地域部門で勤務する男性警部補(50)は、4月から8月までの間、勤務時間中にスマートフォンで競輪サイトに接続し、233回にわたって車券を購入したということです。警部補のクレジットカードで高額取引があるようだという県警への情報提供で発覚しました。クレジットカードの支払いは最大で月200万円ほどにのぼり、そのほとんどが車券の購入費用とみられています。

 県警は26日付で警部補を1ヵ月の減給処分(10%)にし、このほか、20代の男性巡査についても副業していたとして6か月の減給処分(10%)にしました。

 処分された2人を含め、兵庫県警はことし過去最多の50人が懲戒処分を受けました。村井紀之前本部長(58)も神戸市内の飲食店で、複数回にわたり、店側から酒類や手土産などを無料で受け取ったとして、24日付で警察庁から長官注意の処分を受けました。

 県警の監察官室は、「懲戒処分が相次いでいること、県民の皆様には深くお詫び申し上げます。引き続き、監察機能を発揮させるとともに、綱紀粛正に努めてまいります」とコメントしました。

最終更新:12/26 17:03

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