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「バックドラフト現象で消防隊員2人が死亡」「現場の混乱で救出に時間を要した」 道頓堀のビル火災で調査報告書を公表
01/30 14:15 配信
去年8月、大阪・道頓堀のビルで起きた火災で、ビル内を捜索した消防隊員2人が死亡した事故で、大阪市消防局は再発防止策などをまとめた調査報告書を公表しました。
去年8月、道頓堀川に面した飲食店が入るビルで火災が発生し、消火活動にあたっていた消防隊員の森貴志さん(当時55歳)と長友光成さん(当時22歳)が死亡しました。
調査報告書によりますと、ビルの6階にいた2人は、5階で起きた「バックドラフト現象」などにより脱出できず亡くなったということです。「バックドラフト現象」は、気密性が高く燃焼によって酸素が消費された場所に、新鮮な空気が入ることで急激に燃焼するもので、これにより現場が混乱したことなどで2人の発見・救出に時間を要したとしています。
市消防局は再発防止策として、職員向けに「バックドラフト」などの予測困難な状況を疑似体験できるVR訓練を実施する方針です。さらに、安全管理を強化するため火災現場の指揮本部とは別の安全統括部隊を新設するということです。
また今回、ビルの屋外広告をつたって延焼が拡大したことから、市は道頓堀川沿いの高さ3メートルを超える屋外広告物について調査と是正指導を進めていて、対象広告物86件のうち、建築基準法に違反している事案については是正計画の提出を求めています。調査結果は年度末に結果を公表するとしています。
最終更新:01/30 14:15


