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事故後、被告が助けに来る様子は「一切なかった」1歳児を失った父親が公判で語る
02/04 23:50 配信
運転支援システムを利用中に靴を履き替えようとして反対車線の車に衝突し、一家4人を死傷させた罪に問われている男の公判が4日、高知地裁で開かれ、男の子の父親が、被告が助けに来る様子は「一切なかった」と証言しました。
高知市の無職、竹﨑寿洋被告(61)は2024年9月、高知県香南市で、車を運転中にハンドル操作などを補助する運転支援システムを起動させた上で靴を履き替えようとしてハンドル操作を誤り対向車線に飛び出し、向かってきた車に衝突して神農煌瑛ちゃん(当時1歳)を死亡させたほか、両親ら3人に重軽傷を負わせた過失運転致死傷の罪に問われています。
去年11月の初公判で竹﨑被告は起訴内容を認め、「事故の少し前からその日の夕方まで記憶がありません」と主張しています。4日の公判では、検察から事故当時に竹﨑被告が乗っていた車のドライブレコーダーの映像が公開され、被告が衝突した直後に神農さんの救助をせずに、自身の車を確認する様子が映し出されました。
公判ではその後、煌瑛ちゃんの父親で自身も重傷を負った神農諭哉さん(34)が証人として出廷し、当時の記憶を証言しました。証言によると、諭哉さんは事故直後に一時意識を失っていたといい、「意識が戻ると自分が骨折しているとわかり、妻や長女の声は聞こえたが、息子の声だけが聞こえなかった」と述べました。
検察官から竹﨑被告が助けに来る様子があったか聞かれると、「一切なかった」「誰かと立って話しているのを見た」と証言しました。
公判を終えた後、神農さんと妻の彩乃さん(39)が会見を開き、被告への厳罰を求める署名が3日までに16万7764筆集まったことを明かしました。
次回4月13日の公判では、竹﨑被告への被告人質問が予定されています。
最終更新:02/05 09:58


