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「チームでやっている、1人だけ悪いというのは違うのかなと」 手術中にドリルで誤って患者の神経切断 赤穂市民病院医療ミスの裁判で被告人質問

02/12 18:00 配信

 医療ミスで異例の刑事裁判。医師が法廷で語ったことは。

 赤穂市民病院で医師を勤めていた松井宏樹被告(47)は2020年1月、女性患者(当時70代)の腰椎の神経圧迫を和らげる手術で、止血が不十分で患部がよく見えない状態でドリルを操作して誤って神経を切断し、重度の後遺障害を負わせたとする、業務上過失傷害の罪に問われています。

 これまでの裁判で松井被告は起訴内容を認め、弁護側は、「事故の責任は(手術の助手を務めた)指導医の科長にもある」と主張しています。

 12日、神戸地裁姫路支部で、松井被告への被告人質問が開かれました。

 松井被告は、弁護側から手術の状況について問われ、助手を務めた上司の科長が患部にかけていた生理食塩水の量が多すぎて吸引が追い付かず、「水がどんどん溜まってしまい、キャパシティを超えた」と供述。

 その上で、視野の確保ができないまま(ドリルを)使用した過失は認めたものの、「チームでやっているので(自分)1人だけ悪いというのは違うのかなと」と答えました。

 一方、検察から水のかけすぎよりも出血が問題だったのではないかと問われると、「事故直前は生理食塩水はかけすぎておらず、原因は『スチールバー』と呼ばれるドリルを使ったことだ」と言い、「神経と十分距離があると思っていたが(ドリルが)滑ってしまった」と述べました。

最終更新:02/12 20:20

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