関西ニュースKANSAI
アメリカでも深刻な物価高 ガソリンは数カ月で倍近く高騰 「みんな自分の目の前のことで精一杯」“アメリカファースト”の実感は?
03/20 17:48 配信
現在、アメリカ国内ではトランプ関税による物価高が深刻化しています。米シンクタンクの調査によると、トランプ関税によって、去年1年間でアメリカ国民の負担が1000ドル(約15万円)増加したということです。さらに、イラン攻撃による原油高も直撃しています。アメリカ国民のリアルを、ABCテレビ・横山太一アナウンサーが現地で取材しました。
(Qトランプ大統領になって暮らしは良くなっている?)
「周りにはトランプ関税のせいで仕事に影響が出ている人たちもいる。あまり政治に詳しくないのでよくわからないけど、だいぶ分断が進んでいるように感じる」
(Qトランプ大統領の印象は?)
「彼のやり方には賛否両論あるし、人によって評価が大きく分かれると思うけど、バイデン前大統領の時よりは安心感があるわ」
「よくなったこともあるけど、われわれ庶民にとっては悪くなったことの方がずっと多いよ」
(Qイラン攻撃については?)
「まともな理由もなくトランプ大統領が勝手に始めたのよ。意味のない戦争だわ」
「いったんアメリカが介入したら、他の国もみんな巻き込まれることになる」
物価高の現状を知るため取材したのは、フロリダ州で展開するローカルスーパー。アメリカならではの巨大な肉や、産地直送の新鮮な野菜が揃います。
スーパーのマネージャー
「以前だったらトマトは、1ポンド(約450g)79セント~99セントぐらい(約124円~156円)だったけど、今じゃ1ドル59セント(約251円)だからね。タマネギも上がっているよ。黄タマネギも赤タマネギも以前は1ポンド69セント(約109円)だったけど、今じゃ1ドル60セント(約253円)になっている」
(Qなぜそんなに上がっている?)
「インフレに加えて、ガソリン代や輸入税が上がっているせいだよ」
他にも卵が15~20%ほど上がったり、500mlの飲み物は倍近くになったりと、ほとんどの商品が値上がりしています。
(Q物価上がっていると思う?)
買い物客
「思う思わないじゃないよ。ロケットみたいに上がっている。前だったら100ドルでカートがいっぱいになっていたけど、今はカゴもいっぱいにならない」
「ある日突然急に倍になるわけじゃなくて、ちょっとずつちょっとずつ上がっていくから、数年前は半分の価格で買えていたよねって気付く」
実際にどのような暮らしをしているのか、あるお宅を訪ねました。フロリダ州の南部で愛犬と暮らすパトリックさん。3人の子どもと9人の孫がいて、毎週末のように遊びに来るそうです。
パトリックさん
「外食はすごく減らして、ファーストフードですら行かないようにしている。マクドナルドのようなファーストフードに家族で行ったら、40ドル~60ドル(約6300円~9500円)はかかるからね」
パトリックさんは、今年から人生で始めての家計簿を付けるようになったと言います
パトリックさん
「毎月の出費は3000~3500ドルぐらいかな」
横山アナ
「50~60万円くらい。それはきついですね」
家具や食事を車で配達して、生計を立てています。その生命線となるのが…
(Qガソリンいくらくらい?)
パトリックさん
「(1ガロン約3.8Lで)3ドル85~99セントぐらいだから、まあ4ドル(約632円)だね」
日本円にすると1L約170円。日本だとそこまで高くありませんが、ここ数ヵ月で2倍近くになりました。
パトリックさん
「ガソリン代を補填してもらえるわけじゃないし、自営でやっているから、値上がり分は自分で負担するしかないんだ」
(Qアメリカファーストとよく言うが、アメリカ人の暮らしがよくなった実感ある?)
パトリックさん
「ある程度はね。ただ、みんな自分の目の前のことに精一杯で、そこまで考えている余裕がないんだ。大事なことなんだけど、構ってられないんだ」
最終更新:03/20 17:48


