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南海フェリー 2028年3月に和歌山~徳島フェリー事業から撤退へ 新型コロナ拡大が経営に打撃 近年の燃料費高騰も追い打ちの形か 和歌山県知事「撤退の影響を最小限にとどめられるようにしていきたい」
03/30 14:35 配信
南海電鉄は30日、子会社の南海フェリーが営む和歌山と徳島の間で現在1日8往復運航しているフェリー事業から、2028年3月末をめどに撤退すると発表しました。
船舶や設備の老朽化などで安全運航に支障が生じる恐れがある場合には、撤退時期を早める場合があるとしています。
南海電鉄によりますと、南海フェリーは1975年から和歌山と徳島を結ぶ航路を運航してきましたが、1998年に明石海峡大橋が開業したことや人口減少、少子高齢化などで利用者が減少したということです。
また、新型コロナウイルスの感染拡大が経営への打撃となり、2021年度以降は債務超過の状態が続き、近年の燃料費の高騰が追い打ちをかける形になったとしています。
南海フェリーは現在、「かつらぎ」と「あい」の2隻で運航していて、財務状況の悪化により就航26年の「かつらぎ」の船体更新ができず、「あい」1隻では効率的な運航や経営ができないと判断したことから、フェリー事業の撤退を決定したとしています。
この決定について和歌山県の宮﨑知事は、「航路存続のため、いろんな支援をしてきたが撤退発表は大変残念。撤退後の航路存続も視野に入れながら、国や徳島県などと連携し撤退の影響を最小限にとどめられるようにしていきたい」とコメントしています。
最終更新:03/30 16:22


