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コスト上昇を価格に反映できず…「価格転嫁率」2月時点で4割台 企業が顧客離れを懸念か 近畿地区

04/03 16:18 配信

 コスト上昇分を販売価格にどの程度上乗せできたかを示す「価格転嫁率」が、近畿地区の企業では2月時点で4割台にとどまっていることがわかりました。

 民間の調査会社、帝国データバンクによりますと、2月に近畿圏内の企業3592社に「価格転嫁」についてのアンケート調査を実施したところ、1616社から回答があり、コスト上昇分に対する販売価格への転嫁度合いを示す「価格転嫁率」は43.6%だったということです。

 これはコストが100円上昇した場合、43.6円しか販売価格に反映できず、残りの56.4円を企業が負担していることを示しています。

 また、「全く価格転嫁できていない」と回答した企業も1割程度あり、帝国データバンクは、この背景に消費者側の度重なる値上げへの抵抗感と企業側の「これ以上の値上げは顧客離れにつながる」という懸念が、収益性の悪化との板挟みになっているとみています。

 価格転嫁を前向きに進める方法として、適正な価格交渉を促す取引慣行の見直しや、小規模企業の交渉力を支援する仕組みを強化することなどを挙げています。

最終更新:04/03 16:18

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