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建設現場めぐるアスベスト訴訟 建材メーカー5社が総額3億超支払うことなどで原告ら25人と和解成立 「死亡や甚大な身体的・精神的苦痛に心より哀悼とお見舞いの意を表す」 大阪高裁

04/08 19:26 配信

 建設現場のアスベストで肺がんなどを発症したとして、労働者や遺族が建材メーカーに損害賠償を求めた裁判で、8日、大阪高裁で和解が成立しました。

 京都府内の建設現場で働いていた男性や遺族は、建設現場でアスベストを吸い込んで肺がんや中皮腫などを発症したとして、2017年に国と建材メーカー16社に損害賠償を求め京都地裁に訴えを起こしていました。

 国との間では和解が成立し、建材メーカー5社には2023年の判決で、「アスベストを含む建材が疾患を起こす危険性を知ることが可能だった」とあわせて2億2400万円余りの支払いを命じられ、双方が控訴していました。

 8日、大阪高裁で原告30人の内25人に建材メーカー5社が、「死亡や甚大な身体的・精神的苦痛に心より哀悼とお見舞いの意を表す」ことや、総額約3億3000万円を支払うことで和解が成立しました。

 原告弁護団によると、和解に至らなかった解体工ら5人には今後改めて判決が言い渡される予定です。

 和解成立後の会見で左官工だった夫を亡くした原告の女性は、「夫が亡くなってから13年がたち、ようやく和解が成立したことを報告できる。被害者全員が救済されることを求めていきたい」と話しました。

最終更新:04/08 19:26

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