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【青森で最大震度5強】震源地周辺では過去にも大きな地震が…「後発地震」どう備える 専門家解説

04/21 18:20 配信

 20日、青森県で最大震度5強を観測した地震。気象庁は今後大きな地震への警戒を呼び掛けています。

 「後発地震」への備えのポイントは?今回起こった地震のメカニズムは?地震に詳しい愛知工業大学・横田 崇教授に詳しく聞きました。

 20日午後4時52分、三陸沖でマグニチュード7.7の地震が発生し、青森・階上町で最大震度5強を観測しました。岩手・久慈港では全国で最も高い80cmの津波を観測しました。

 横田教授は、今回の地震は去年12月に起こった地震と同じ「海溝型」の地震とみています。「海溝型地震」とは、海側の太平洋プレートが陸側の北米プレートの下に沈み込もうとする境界面で、引きずり込まれた北米プレートが跳ね返ることによって起こります。

 今回の震源地周辺では過去にも大きな地震が発生しています。
 1896年6月15日にマグニチュード8.2、1931年3月9日にはマグニチュード7.2。その後もマグニチュード7台の地震が発生していて、2011年には東日本大震災が発生したあとにM7.4の地震が発生しました。

横田教授
「日本海溝と東北沖、それから北海道の千島海溝は元々地震の活動が活発なところで、マグニチュード7台や8を超えるような地震が起こる地域です。太平洋プレートが年間10センチ弱ぐらいのスピードで日本列島の下に沈み込んでいて、ひずみを蓄えるスピードが非常に速い。さらに非常に成長している太平洋プレートが沈み込むので、様々なところで複雑な地震を起こすような仕組みにあります。そういう意味で地震活動が高いところです」

 20日の地震を受けて、気象庁は後発地震への備えを求める「北海道・三陸沖 後発地震注意情報」を発表しました。対象地域は地図の黄色いエリアで、北海道から千葉県まで7つの道県182の市町村が対象となります。

 地図上の赤い部分は「想定震源域」で、このエリアでマグニチュード7以上の地震が起きたとき、1週間以内、そして同程度以上の地震が発生する確率が10倍になると考えられています。平常時であれば0.1%ですが、10倍の1%まで上昇するといいます。

 実際に1963年の択捉島南東沖地震では、マグニチュード7.0の地震が発生した18時間後にマグニチュード8.5の地震が発生。そして、2011年の東日本大震災では、マグニチュード7.3の地震が発生した約2日後にマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。

横田教授
「普段の10倍ぐらいの高さになっておりますので、注意してもらわないといけませんが、実際にこうした地震が起こるのは100回に1回程度です。残り99回は1週間以外の時に起こるので、そういう意味で我々はいつ地震が起きても大丈夫なように備えをしておく。特に地震の確率が相対的に高くなっているときには、もう一度点検をしてもらうことが大切です」

 では、必要な備えについて見ていきます。

・すぐに逃げられる態勢の維持
…例えば寝ているときの枕元に荷物などを準備しておく。

・避難場所・経路を再確認
…津波発生時にどのようなルートで逃げるかなど確認。

・非常持ち出し品を常時携帯
…一つのバッグなどにまとめておくのも良い。

・非常食などの備蓄を再確認
…電気・ガス・水道が止まってしまった際の備えを。

横田教授
「特に海辺で津波が来るところにいらっしゃる方は、すぐに逃げられるよう、安全な経路で避難できるように確認しておくことが大切です」

(「newsおかえり」2026年4月21日放送分より)

最終更新:04/21 18:20

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