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「子どもとの関わり方が分からない」親たちへ… 親子を丸ごとサポート 「こども食堂」が親子支援の宿泊施設に挑戦 クラウドファンディングで工事費用など募る 大阪・西成

04/22 19:51 配信

 経済的に厳しい家庭を地域で支える「こども食堂」。16年前から大阪・西成区で活動を続ける団体がいま、“新たな挑戦”を始めようとしています。

「おかえりー!」

 学校がおわる時間になると、子どもたちがどんどん“帰って”きます。

 ここは経済的に厳しい状況にあるひとり親家庭などを対象に、週に2日無料で夕食を提供する「にしなり☆こども食堂」です。

 子ども食堂を運営する団体の代表理事をつとめる川辺康子さん(60)。家に帰りづらい事情を抱えた子どもたちに「居場所」を作りたいと支援活動を始め、今年で16年目となります。

 この日の献立は、肉じゃがとホッケのムニエル。料理人として働いていたボランティアスタッフが味つけしました。

 お茶碗にごはんをよそうのは、必ず川辺さんが担当。1対1で会話をして、小さな異変にも気づくためだそう。

利用者
「(Q.ここはどんな場所?)すごく安心できる場所です。ここに来たら子どもが、いろんな人に相手してもらえるので」

 提供するあたたかいごはんは、年間7000食。これまで多くの子どもたちや母親が救われてきました。

 川辺さんはいま、新たな挑戦をしています。去年9月、川辺さんは子ども食堂と同じ西成区にある3階建ての空き家を買い取りました。

川辺さん
「ところどころ、きれいに修理しないといけない所もありますけど」

「子ども食堂」だけでは支えきれない家庭を中長期にわたって支える、「宿泊型の支援施設」をつくるためです。

川辺さん
「子どものころに、子育てをしっかりしてもらえていない親もいる。大人になって子どもを産んで、どうやって子どもと関わっていっていいかわからない。お米の炊き方とかを分からない人もいたりする」

 貧困、家庭内暴力、育児放棄。さまざまな問題を抱える親が子どもとの関係を見つめ直し、生活を立て直すまで一定期間暮らす。そんな「一歩踏み込んだ支援」を目指しています。

川辺さん
「しんどい環境にいてるお母さんや子どもたちと一緒に生活をしながら、日々の日常の何気ない積み重ねをしたい」

 空き家だった住宅は所々が傷んでいて、親子が安心して暮らせる環境を整えるために、いまクラウドファンディングで工事費用などを集めています。

 週に2回開かれる子ども食堂は、子どもたちの笑顔であふれています。

「ハッピバースデー、トゥーユー」「おめでとう~」

 子どもたちが「ここにいてもいい」と思える居場所を作りたい、川辺さんの思いは変わりません。

川辺さん
「親子を丸ごとサポートして、足りないところを補足できるような、1人でいるよりも誰かと一緒にいて話をして、自分は『ここにいてもいいんや』と思ってもらえるような関わりをしたいな」

最終更新:04/22 20:18

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