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中東情勢で「ナフサ」供給不安 近畿製造業の約35%が調達リスクの恐れ 食品や日用品など生活に身近なものにも影響か
04/23 14:29 配信
中東情勢の緊迫化で石油製品の原材料「ナフサ」の供給に不安が高まる中、近畿の製造業の約35%にあたる9703社がナフサ関連商品の調達のリスクに直面する恐れがあることがわかりました。
帝国データバンク大阪支社のナフサ関連取引の分析によりますと、主要な化学製品メーカー52社をもとにして原料や部材・部品を調達する製造業者は近畿2府4県で9703社にのぼるといいます。近畿の製造業、約2万7800社の約35%にあたり、いずれもナフサ関連製品の調達リスクに直面する可能性があるということです。
全国では製造業の約30%で調達リスクがあるといい、近畿はこれを上回っていて、帝国データバンクは、近畿圏に化学工業に関連する企業が多いことが背景にあると指摘しています。
プラスチックや、衣料品などに使われる合成繊維の原料などを製造する業種・「化学工業、石油・石炭製品製造」では、集計可能な1300社のうち74.0%(954社)が影響を受けるといい、次いで「ゴム製品製造」、「パルプ・紙・紙加工品製造」なども半数以上の社が影響を受けるとみられています。
帝国データバンクは、石油化学製品の供給網は極めて広い範囲に及んでいるとして「食品や日用品など生活に身近なものにも間接的に広く関わっていることから、当面は多くの製造業で連鎖的な『事業縮小リスク』にさらされることになる」としています。
最終更新:04/23 14:29


