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「生き地獄から解放されたい」「戻る場所がない」元大阪地検トップからの性被害訴える女性検事が辞表提出 ハラスメント調査を法務省などに求めるも回答なく決意
04/30 19:44 配信
大阪地検のトップ、検事正を務めていた男から性的暴行を受けたとして被害を訴えている女性検事が、検察庁に辞表を提出しました
ひかりさん(仮名)
「検察としても辞表を受理をしたというところで今から退職の手続きをすすめるということでした」
30日正午すぎ、検事のひかりさん(仮名)は、大阪地検に辞表を提出しました。
ひかりさん(仮名)
「辞めたくないのに・・・辞めたくないのに。この敷地に入れない。すごく怖くって仕事したいだけなのに辞めざるを得ないのがすごく悔しいです」
ひかりさん(仮名)はなぜ退職せざるをえなかったのか。事件の発端は当時、大阪地検トップの検事正だった北川健太郎被告(66)。2018年9月、飲み会の帰りに酒に酔って記憶の無い状態のひかりさんに、官舎で性的暴行をしたとして準強制性交の罪に問われています。
ひかりさん(仮名)
「性被害は物のように酷い扱いをされて、人間をぶっ壊される。そのときに抵抗もできないし、されるがままなんですよね。怖いから」
事件後、ひかりさん(仮名)に大阪地検のために被害を訴えるのをやめるよう綴られた北川被告からの書面が渡されました。
ひかりさん(仮名)
「書面の1ページ目にまず口止めと脅迫。本当に卑劣やなって」
そして迎えた2024年10月の初公判では。「争うことはしません」そう述べ、起訴内容を認めていた北川被告。その後は「同意があったと誤信していた」と一転して無罪を主張する方針を明らかにしました。
ひかりさん(仮名)
「(北川元検事正が)世に蔓延する同意があったと思っていたなどという、姑息な主張をして無罪を争うことが、私だけでなく今まさに性犯罪被害に苦しんでいる方々をどれほどの恐怖や絶望に陥れ、被害申告することを恐れさせているのか」
ひかりさん(仮名)は、職場に復帰しようとしたところ、検察庁内で事件の噂を広めていたという副検事が同じ部署にいたことなどから休職を余儀なくされました。
その後、ひかりさん(仮名)は他にハラスメントがないかも含め、法務省などに第三者委員会による調査を求めていました。しかし法務省から回答はなく30日、辞表を提出しました。
ひかりさん(仮名)
「検事正からレイプされても検事をやめようと思いませんでした。私は戻りたいから復職までの道を作ってほしいと。民間企業なら当たり前のことも全部無視されて。戻る場所がなくなって自分の被害もなかったかのようにされちゃって、もう耐えられない…もう生き地獄から解放されたい、だって戻る場所がないと思って辞表を出さざるを得なくなりました」
さらに、ひかりさん(仮名)は名誉毀損の疑いなどで刑事告訴した副検事の不起訴処分を不服として、検察審査会に起訴を求めて申し立てしました。
最終更新:04/30 19:51


