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「連休明けがつらい…」それって五月病かも? 8項目のチェックリストで確認を! 子どもの五月病も増加中 不調のサインは朝に出やすい

05/06 12:00 配信

 5月になりましたが、新生活や環境の変化があった方もいるかもしれません。そんな方は特に「五月病」に注意してください。精神科医のさわ先生が気を付けるべきことについて解説します。

 五月病とは病名ではなく、新生活のストレスによる適応障害や軽いうつ状態の総称を指します。4月は環境の変化もあって、緊張状態・頑張りモードになっていますが、この連休で一気に緩むことによって、5月になって疲れが出たり、頑張ってきた環境自体に違和感を覚えるということがあります。

 五月病で注意が必要なのは、新入生・クラス替えがあった人、新入社員、転勤で大きく環境が変わった方はもちろんですが、完璧主義な人とか頑張る人も気をつけた方がいいということです。

(さわ先生)
「頑張り屋さんは、なかなか疲れに気づくことができないんです。ただでさえ4月は無意識に気を張って疲れに気づけないときなので、頑張り屋さんほど要注意だと思います」

【五月病】大人も子どもも気を付けたい環境変化のストレス 連休明けは要注意 不調のサインを見逃さないためのポイントを精神科医が解説

「五月病」あなたは大丈夫?8項目のチェックリスト

 「自分は大丈夫」と思っている頑張り屋な人ほど五月病には気をつけていただきたいです。あなたやお子さんが大丈夫かどうか、8項目でチェックしてみてください。

・朝起きるのがつらい(特に仕事の日)
・なんとなく気分が重い、やる気が出ない
・仕事内容や人間関係に違和感がある
・休日も気持ちが休まらない
・食欲がない、食べすぎる
・夜なかなか寝られない
・ちょっとしたことでイライラする
・「このままでいいのかな」と考えることが増えた

 みなさんいくつ当てはまったでしょうか?さわ先生によると、受診の目安は「チェックが3つ以上、もしくは2週間以上そのような様子が続く」ということです。

(さわ先生)
「あくまで目安ではありますが、大事なのは“変化”です。今まで楽しめていたことが楽しめなくなった、美味しかったご飯が美味しくなくなった、眠れていたのに眠れなくなった。そういった変化に注目してもらうのが大事かなと思います。ただチェックが3つ以上なくても、本当に布団から起き上がれないとかしんどい場合は、気軽にメンタルクリニックに相談してもらえればと思います」

増加傾向にある子どもの五月病 不調のサインは?

 最近、五月病になる子どもが増えていて、大人がしっかりと見てあげたいところです。朝お腹が痛いとか、最近学校の話をあまりしなくなった、イライラして反抗することが増えた、ぼーっとしている、好きなことへの興味がなくなってきたといった変化には注意が必要です。さわ先生によると「新学期」「SNS」「ちゃんとしなきゃ圧」というものが大きなキーワードになるそうです。

(さわ先生)
「大人との一番の違いは、感情を言葉にするのが難しいところです。大人でも難しいわけですから、子どもはさらに難しい。そういう時に、お腹が痛いとか気持ちが悪いとか、朝に身体の症状として出やすいことを知っておいてもらいたいと思います」

 子どもの五月病への対策も聞きました。起きる時間を固定する、気持ちをノートに書く、5月は習い事を全部休む、休日は予定を入れないということです。

(さわ先生)
「まず寝る時間よりも起きる時間を固定することは、大人も子どももメンタルの健康に効果があります。次に、気持ちをノートに書くことはアウトプットになり、『つらい』と表現するだけで気持ちが癒されるので、すごくおすすめです」

「最後に、5月は習い事を全部休み、休日は予定を入れないことも効果的です。4月と5月は新しい環境に適応する時期で、大人も子どもも大変なので『休める所は全部休む』という気持ちでのぞんで欲しいと思います。休んじゃだめと言われると子どもも苦しくなってしまいます」

さわ先生の「お悩み相談室」 LINEで質問募集

 今回LINEでテレビをご覧の皆様から、さわ先生へのお悩みも寄せていただきました。アンケートにご協力いただき、ありがとうございました。オンエアの時間に収まりきらなかった一部のご質問に、さわ先生から回答をいただきましたので、Q&A形式で抜粋してご紹介いたします。

【30代女性から】
Q.新生活の準備に追われいざ始まると、やる気がなくなり「燃え尽き症候群」になる。

A.これは“燃え尽き”というより、正常な反応です。4月に頑張った分、5月にエネルギーが落ちるのは自然なんです。無理に元に戻そうとせず、“今は回復期間”と考えて、少しペースを落としてください。

【10代男性から】
Q中学校のクラスが替わり、どうしても慣れない。

A.慣れるのは3カ月くらいを目安に。まだ1カ月なので焦らず、自分のペースで大丈夫です。早く慣れるのが良いことだと思いがちですが、慣れるのに時間がかかった人の方が長く安定しやすいんです。

【30代女性から】
Q.今月から育休が終わり仕事復帰。夫が単身赴任のため小学2年生と1歳の子ども達の育児はワンオペで、仕事との両立が不安。

A.不安になるのは当然です。大事なのは“全部ちゃんとやろうとしないこと”。最初から完璧を目指すと、必ず苦しくなります。“今日はこれだけできたらOK”と、ハードルを下げることが継続のコツです。
 
【20代男性から】
Q.コミュニケーションが苦手なので、職場に採用や異動で新しい人が来ると気を遣いすぎてつらい。

A.“ちゃんとやらなきゃ”と思うほど疲れます。最初は無理に距離を縮めなくて大丈夫です。“挨拶だけできればOK”くらいにすると、心の負担がぐっと軽くなります。

【40代女性から】
Q.子どもが学年の変わり目で気持ちが崩れ、結膜炎やアレルギーなどを併発。ムチャはさせたくないけど、環境に慣れてほしい気持ちも・・・。

A.とても大切なサインです。子どもはストレスを“体で表現する”ことが多いので、“頑張らせる”より“守る”が優先です。安心できる時間を増やすことで、結果的に回復が早くなります。

【40代女性から】
Q.寝ても寝ても眠い。やらなければいけない事がたくさんあるのに取りかかれない。眠気・ダルさは季節と関係ある?

A.あります。春は気温や環境の変化で体調が乱れやすく、眠気やだるさが出やすい時期です。“自分が怠けている”のではなく、体が調整している途中なんだと理解することが大切です。

(『newsおかえり』5月5日放送)

最終更新:05/06 12:00

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