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風を操り、野菜を制する 電気代と食費はこうして抑えろ 止まらない物価高 家庭菜園を始めるなら今月中に! プロが教える「今日から始める」節約術
05/08 21:30 配信
止まらない物価高…。帝国データバンクによると、今年の値上げ品目は9月までの累計で6290品目。主な要因は「原材料高」や「包装・資材」で、「包装・資材」では中東情勢の悪化による影響が出始めているということです。
帝国データバンクは「早ければ夏にも、広範囲な値上げラッシュの可能性が高い」とみています。
「値上げの夏」が来る前に!家事・節約アドバイザー・矢野きくのさんに“節約の極意”について教えてもらいました。
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電気代節約の極意は「風を操る」
まずは、電気代を節約するための“極意”について。
これからの季節、暑さ対策に欠かせないエアコンですが、矢野さんによるとエアコンの風量は自動がベスト。さらに使い方を工夫するとより冷房効率が上がるということです。
部屋の様々な場所に人がいる場合は、風向きを水平に。部屋の1カ所にしか人がいない場合は、風向きを下向きに設定して送風機やサーキュレーターを使うのが効率的だといいます。
これにより設定温度を2~3℃上げても快適に過ごすことができるので、節約につながるということです。
矢野さん
「エアコンの機種やサイズによって幅はありますが、冷房の電気代は1時間あたり20円前後から、高いものでは25円ほどです。一方で、扇風機やサーキュレーターの電気代は1時間あたり0.5円から1.5円ほどと桁が違います。そのため、扇風機やサーキュレーターを回してあげて、エアコンの設定温度を上げると節約になります」
続いて、冷蔵庫・冷凍庫の冷気をムダにしないための収納法について、ご紹介します。
矢野さんによると、冷蔵庫は詰め込みすぎず背面が見える程度にすることがポイント。さらに、設定温度を適温にすると、月に200~300円節約できるかもしれないということです。
逆に、冷凍庫は詰め込んで“ぎゅうぎゅう状態”を保つことがポイント。どうしても“ぎゅうぎゅう”にならない時は、ペットボトルに水を入れて冷凍庫に入れる方法もあるといいます。
矢野さん
「凍ったもの自体が保冷剤のような役割をして、お互いを冷やしてくれます。そのため、少ない電力でもより全体が冷える形になります。少しでも隙間があったら保冷剤を入れたり、ペットボトルに水を入れたもので、間を埋めてあげると、消費電力が少なくしっかり冷えるようになります」
食費も抑えたい…〇〇を制する者は食費を制す
食費を抑えるコツについても聞きました。
①冷蔵庫の中の在庫を把握する
「家にあるものを買ってしまった」という経験はありませんか?矢野さんによると、重複買いを防ぐには、冷蔵庫の中の写真を撮る習慣をつけることが効果的ということです。
また、冷凍庫の中は、ホワイトボードなどで「冷凍室マップ」を作ると把握しやすくなります。
矢野さん
「私は、付箋に書いて使い終わったら剥がせるようにしていますが、付箋にそれだけ書くのには何秒もかかりません。冷蔵庫にマグネットポケットをつけて、ペンと付箋も入れておくとパパッと書けます。こうすることによって、何がどこに入っているかがわかりやすくなります。冷凍庫を開けて時間をかけて探していると、電気代を使ってしまいますので、パッと取り出してパッと閉めるのが、節約のポイントでもあります」
②スーパーに行くときはムダなものを買わない工夫を
スーパーに買い物に行くときに無駄遣いしないためには、何に気を付けたら良いのでしょうか。矢野さんによると「性格別に節約方法は違う」といいます。
献立を考えてから買い物に行くタイプの人は、献立以外の食材などを買わないようにしましょう。買い物をしながら献立を考えるタイプの人は、買い物前に必ず金額を決めておくことを心がけてほしいということです。
これによりムダな買い物がなくなって、1~2割の節約につながるということです。
また、野菜の買い方にも節約のポイントがあるといいます。
例えば、トマトを1個使うつもりで買いに行ったのに「またすぐに使うから…」と袋で買った経験はありませんか?矢野さんによると「野菜をきっちり使っている人は2割程度で、8割の人が野菜を使いきれずにダメにしている」ということです。
そのため、計画的に野菜を買って消費することが大切ということです。しかし、どうしても買いだめしておきたいという人には、冷凍食品の活用もおすすめだということです。
また、今の時期は家庭菜園を始めるチャンス。ホームセンターにトマトの苗木が売っているので、5月から育てると6月下旬ごろには収穫できるようになるとのことで、矢野さんが実際に育てた苗木は、11月まで実ができたといいます。
矢野さん
「11月でも結構な量がとれました。私の場合は苗を5~6本植えていて、日々トマトを収穫して使っていました。結局6月から11月まで半年間とれたので、1苗は大体150~200円ぐらいで、多ければ50個100個と収穫できます。水をあげることと、ここ数年は暑いので日光の調整は必要かもしれませんが、そんなに難しいものではありません」
自分を知る人は節約上手 すでに持っているもの・契約しているものの把握を
最後に、節約のために大事な心構えを矢野さんに聞きました。
矢野さんによると「服や雑貨、サブスクなど自分が持っているものを把握しておくことが節約につながるので、半年に一度は見直しが必要」だといいます。
矢野さん
「例えばTシャツだったら、自分が持っている色や枚数を確認しておくと、衝動買いで次に買おうとしたときに立ち止まることができるようになります。そのためにも、既に自分が持っているものや契約しているものを把握しておくことが大切です」
(「newsおかえり」2026年5月8日放送分より)
最終更新:05/08 21:30


