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関西電力元社長「その時はベストな方法だった」 旧経営陣金品授受問題の裁判 高浜町の元助役から断り切れず受け取り すべて返還し「個人で利益を得ていない」と主張

05/14 19:18 配信

 関西電力の旧経営陣が多額の金品を受け取っていたなどとして損害賠償を求められている裁判で、自身も金品を渡されていた当時の社長が「その時はベストな方法だった」と述べました。

 関西電力と株主らは、旧経営陣が原発のある福井県高浜町の元助役から、総額3億6000万円あまりの金品を受け取っていたことや、経営悪化の責任をとって減額されていた役員の報酬を補填していたとして、それぞれ約19億円と94億円の賠償を求めています。

 14日は岩根茂樹元社長の尋問が開かれ、元助役から金品を断り切れず受け取り社内の金庫に保管してすべて返還したとして、「個人で利益を得ていないし、不適正な発注もしていない」と他の旧経営陣と同様の主張を繰り返しました。

 岩根氏は元助役が”自己顕示欲”のために金品を渡してきたと考えていたといい、他に不正な目的を疑わなかったか問われると、「考えませんでした」と答えた上で、「その時の方法としてはそれしかできなかった。ベストな方法だった」と述べました。

 また当時の社長として豊松秀己元役員の報酬を決定した経緯については、金品の受け取りで国税から指摘を受けやむを得ずに修正申告をしたことで、「苦労をかけたので何らかの対応ができないか検討した」と述べ、報酬の補填には「まったくあたりません」と述べました。

 裁判は9月に双方の主張を終えて結審する予定で、その後、判決を迎えます。

最終更新:05/14 19:18

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