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子どものポカン口…「口腔機能発達不全症」という病気かも? 放置すると歯並びや顔立ちにも影響が…自宅でできるチェック項目とトレーニング方法を紹介

05/20 18:17 配信

 ポカンと開いたままの子どもの口。

 ただの癖かと見過ごしてしまいそうですが、もしかしたら「口腔機能発達不全症」という病気かもしれません。

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子どものポカン口…「口腔機能発達不全症」という病気かも?

 やってきたのは大阪・福島区の「やました歯科医院」。

 18歳未満の子どもたちにみられる「口腔機能発達不全症」とは、いったいどういう病気なのでしょうか。

やました歯科医院 山下 智章院長
「口の機能が年齢相応に発達していない状態のことをいいます。(Q.その病気を放置すればどうなる)歯並び・かみ合わせ・発音。さらには顔立ちにも影響する状態になります」

 口周りの筋肉不足によって、食べ物を正しく噛んで飲み込むことや、はっきり話すことができない状態のこと。そうした状態の子どもが近年増えたということもあり、2018年に病名が付き保険診療が適用されることになりました。

山下院長
「食生活が変わってきたとか、硬いものをあまり食べたがらない、かめないというのがある」

 さらに、スマホやタブレットを見るときの首が前に出る姿勢が口を閉じにくくさせるという指摘もあります。

 この時期、学校で実施される「歯科検診」でも「口腔機能発達不全症」の兆候がないか、しっかりチェック。

学校医 永橋 理宏先生
「(検診では)まず、かんだ状態を診る。そのときに口唇不全や閉鎖不全、口がちゃんと閉まりにくい、つばも飲み込みにくいとか、舌の動きが悪い子どもはすぐに分かる」

家庭で気付くポイントは

 学校の検診だけでなく家庭でも「口腔機能発達不全症」に気付くポイントがあるといいます。

山下院長
「口ポカンとかもありますし、ろうそくの火をふっと吹き消すことができないとか、年中さん・年長さんになってもまだ口開けて食べている、くちゃくちゃ音が出てるっていうのはちょっと気になる点にはなってきます」

 ほかにも指を吸っていたり、爪を噛んでいたり、くちびるを巻き込むように噛むといった「癖」も病気を疑うポイントになるそうです。

 自宅で簡単にできる改善方法を聞きました。

山下院長
「ストローで息を出す練習とか、吹くと音が出るおもちゃ『吹き戻し』とか、風船を膨らますとか。ご家庭でも手軽にできるのかなと」

 口周りの筋肉を鍛えるほか、舌を正しい位置に誘導するといった専用の装置もあるとのこと。実際に、この装置を昼の1時間と寝ている間に付けているという小学3年生の航矢くん(8)は・・・

「しんどいけど頑張ってます。ずっと口でかんでおくことが結構しんどいです」

 3歳のころ、舌で前歯を押す癖があると歯医者で指摘され、治療を始めました。

母・久美子さん
「このままいくと歯並びが悪くなったり、かみ癖で顔がゆがんでしまうんじゃないかと」

 トレーニングを始めて半年。症状に改善がみられたそうです。むし歯や歯ぐきの炎症にも繋がりかねない口腔機能発達不全症、注意が必要です。

自宅でできる簡単トレーニング「あいうべ体操」のすすめ

 口元や口まわりの筋肉などが年齢相応に十分に発達していない状態の「口腔機能発達不全症」。この状態を放置したまま大人になると、「歯並び・かみあわせに影響」が出たり、「滑舌が悪くなる」などの可能性があります。

 目安となるチェック項目をまとめました。①「口をぽかんと開けて口呼吸」、②「ろうそくを消せない」、③「食べるとき『くちゃくちゃ』音がする」、④「食べるスピードが極端に速い・遅い」の4項目です。これらに当てはまる場合は、口周りの機能が十分に発達していないサインかもしれません。

 自宅でできる簡単なトレーニングとして「あいうべ体操」があります。 この体操は 「あ」と口を大きく開け、 「い」と口を横に広げ、 「う」と唇を前に突き出し、「べ」と舌を伸ばして「あっかんべー」をする4つの動きを繰り返すものです。1日30回が目安で、子どもだけでなく高齢者にもオススメです。

(「newsおかえり」2026年5月20日放送分より)

最終更新:05/20 18:20

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