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【台風6号】1カ月分が1日で?「滝に打たれるような雨」の恐れ・・・3日明け方にかけて近畿最接近へ 早めの避難・備えを!

06/02 19:08 配信

 九州で猛威をふるっている台風6号。2日夜から3日早朝にかけて、関西でも災害級の大雨に警戒が必要です。

季節外れの台風 3日未明にかけ四国地方に最接近へ

 台風は2日夜遅くから3日未明にかけて、四国地方に最接近します。

記者リポート
「(2日)昼すぎの高知駅前です。台風接近を感じさせる雨、そして風が時折かなり強く吹き抜けています」

 気象庁は台風6号の影響で、高知県と徳島県に、2日夜から3日未明にかけて線状降水帯が発生する恐れがあると発表しています。

「今日は夕方帰ります、飛行機で。(Q.飛びます?)予定では。(Q.心配では?)ものすごく心配で、きょう予定変えました」

記者リポート
「昼2時を前にしまして、高知駅にある大きなシャッターが閉められました」

 県内各地域の最大瞬間風速は高知市内で16.6m、土佐清水市で22.5mが観測されました。

 徳島県内では午後から激しい雨が…。
 台風本体の雨雲と、梅雨前線の影響です。気象庁はきょう、四国地方の梅雨入りも発表しました。

上陸の可能性がある和歌山 線状降水帯が発生する可能性も

和歌山・串本町

 一方、こちらは3日に上陸の可能性がある和歌山県。

 串本町では午前中、うっすら光が差し込む時間帯もありました。

 台風が接近する際の鉄則は“早めの準備”。串本町の港では、ロープで船がしっかり固定され、町中では外に出している植木鉢を屋内にしまうなど、対策が取られていました。

店主
「予想では今夜半ですけど今のうちにやっておかないと。夜半なんてとんでもない、出てこられへんからな」

和歌山・新宮市(午後0時半ごろ)

 県内では時間が経つにつれて激しい雨に見舞われました。新宮市では道路が一部冠水。車が通る度に水しぶきが上がります。

 気象庁は和歌山県で2日夜遅くから3日明け方にかけて、線状降水帯が発生する可能性があると発表しました。

 JRきのくに線では台風接近に伴い、午後7時ごろから運転取り止めが決まりました。

台風6号の「崩れた構造が逆に怖い」 今後の雨の見通しを気象予報士が解説

レーダーと雲画像

 気象予報士の岡雄介さんによりますと、2日午後4時ごろには台風の中心は鹿児島の南にありますが、今回の台風は「中心の北東側で雨雲がまとまっているのが特徴」だといいます。

 台風の構造自体は崩れつつあるものの、それが逆に「怖い」というのです。

  その理由として、台風がもたらす暖かく湿った空気と、6月上旬の日本上空にまだ残っている春の冷たい空気がぶつかることで「雨雲としてはかなり発達しやすい状況」に。

 この活発な雨雲が今後、四国や近畿地方にかかってくると予想されるため、厳重な警戒が必要です。

関西に最も近づくのは?

 岡さんは今後の進路について、台風は速度を上げて北上し、3日(水)の午前0時ごろに四国の南に達し、午前3時から6時にかけて紀伊半島を通過するとの見通しを示しました。

 特に近畿地方への最接近となる3日午前1時から3時にかけては、「紀伊半島を中心に南東風がかなり強まる予想で、横殴りの雷雨となりそう」と予測。「雨戸など必ず閉めるようにしてください」と呼びかけました。

 避難が困難な夜間の暗い時間帯に、活発な雨雲が通過することにも注意が必要です。

 朝には暴風警報が解除されている可能性がありますが、警報が解除されても「吹き返しの北風が強いような状況」が続くため、通勤や通学の時間帯も足元が悪く、危険な状態が残る可能性があると解説しました。

1カ月分の雨が1日で?「滝に打たれているような雨」の恐れ

雨・風・波の予想

 3日の昼頃までの24時間降水量は、近畿南部では多いところで350mmに達する見込みです。岡さんはこの雨量について、「近畿南部の6月の1カ月分の雨が降る見通し」だと説明しました。

 さらに線状降水帯が発生した場合はこの数値を上回り、最悪のケースでは「500mm近い雨になる恐れもある」と指摘します。

 1時間雨量も、南部では80mmに達する可能性があります。この雨の強さについて、岡さんは「滝に打たれているような、息も吸えないような状況」として危惧しています。

3日の波の高さ予想

 波の高さについても強い警戒が必要です。

 台風の接近が満月後の「大潮」の時期と重なるため、もともと潮位が高いところに高波が押し寄せる危険な状況だといいます。

 3日の早朝にかけて、和歌山県や三重県南部の沿岸では波の高さが「8m」に達し、大しけとなる予想です。

 岡さんは「少なくとも3日の午前中いっぱい、不要不急で海に近づくことはやめていただきたい」と強く訴えました。

今すぐできる備えと避難のタイミング

早めの避難・早めの備えを!!

 台風が来る前の備えとして、家の外では「飛ばされそうなものを固定、または屋内へ移動させること」「雨どいや側溝を掃除し、雨の通り道を確保すること」が挙げられます。

 岡さんは「この時期だと、去年の秋の落ち葉や冬の期間の泥が溜まっている状況があり得る」と説明し、周辺の排水路を確認するよう促しています。

 家の中では雨戸やシャッターを閉める必要があります。設置されていない場合は、カーテンを閉めるだけでも、ガラスが割れた際の飛散防止に繋がります。

 また、ポリ袋を二重にして水を入れる「水のう」を作れば、防水壁やトイレの逆流防止に活用できます。

 避難については、夜間に状況が悪化する可能性を踏まえ、日没までに安全な場所へ移動することが重要です。

 もし夜間に避難が難しくなった場合は、家の中でも山や川から離れた部屋や、2階以上に移動する「垂直避難」が命を守る行動につながります。

 岡さんは「カーテンを閉めた上で、窓からは必ず離れた場所でお休みになるようにしてほしい」と呼びかけています。

 河川や土砂の状況については、気象庁の「キキクル」でチェックすることができます。こまめに最新の情報を確認するようにしてください。

(「newsおかえり」2026年6月2日放送分より)

最終更新:06/02 19:24

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