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【独自】いじめを受けて自傷行為をした女子生徒に、教頭が「手首ではないから気持ちの度合いが違う」と発言 第三者委は「生徒の辛い思いを踏みにじる行為」と指摘

06/11 12:47 配信

教頭の「不適切発言」の意図は・・・

 大阪府堺市の公立中学校に2022年から通っていた女子生徒が、複数の生徒から「しね」「ゴリラ」などと暴言を吐かれたり、仲間はずれにされるなどしていた事案について、第三者委員会がいじめと認定したことが、11日わかりました。

 また、女子生徒がいじめを受け手の甲を自ら傷つけた際、当時の教頭が生徒と母親に「手首ではない」「気持ちの度合いが違う」などと不適切な話をしていたこともわかりました。

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部活動で「しね」「ゴリラ」などの暴言を受ける

女性生徒に送られたLINEのメッセージ

 市の関係者や堺市に住む女子生徒(現在高校生)の母親によりますと、女子生徒は2022年から、市内の公立中学校に通っていましたが、1年生のころ、同級生から仲間はずれにされるなどしたということです。

 さらに、2、3年生の頃には、部活動で「しね」「ゴリラ」「きもい」といった暴言を複数の生徒から受けたといいます。

自傷行為をした女子生徒に、教頭が「手首ではないから気持ちの度合いが違う」と発言

 女子生徒は一時不登校になるなどし、生徒と母親は学校側にいじめ被害を訴え、学校側もいじめ事案として対応を進めていましたが、2022年、女子生徒がいじめを受け授業中にカッターナイフで手の甲を自ら切りつけた際、説明のため自宅に訪問した教頭が、自傷行為といじめの関連性が分からない旨の発言をしたうえ、「手首ではないから度合い、気持ちの度合いが違う」「(死にたいという思いではなく)切ることによって気持ちを聴いてもらいたい訴え」などと不適切な発言をしていたことが、ABCテレビの取材でわかりました。

第三者委は14の事案をいじめと認定

いじめを受けていた女子生徒

 生徒と母親はこうした学校側の対応に不備があるとして、学校や市教委に第三者委員会の調査設置を要望。市の決定を受け、2023年に第三者委員会(堺市いじめ重大事態調査委員会)が調査を開始し、去年3月、14の事案をいじめと認定しました。

 2024年にABCテレビが女子生徒に取材した際、「(教頭の発言は)驚きました。驚きすぎて何も言えないし、なにも考えられなかった」「いじめで学校にいけず、(高校)受験もあるのに、学校で勉強が出来ないことが辛かった」と話していました。

母親「調査結果が出てから公表まで1年。誠意ある対応でない」

いじめを受けていた女子生徒(右)と母親

 また、母親は委員会がいじめを認定したことについて11日、「いじめを訴えてから4年、さらに調査結果が出てから公表まで1年かかったことについて、結果、現在娘は中学校を卒業しており、在校中の解決が叶いませんでした。被害者である子どもに寄り添った誠意ある対応でないと受け止めています。堺市には被害生徒、児童のことを考え、いじめ問題に危機感を持って真剣に取り組んでいただきたい」とコメントしています。

教頭の発言について第三者委は「生徒の辛い思いを踏みにじる行為」と指摘

 教頭の発言について第三者委員会は、「生徒の辛い思いを踏みにじる行為だった」と指摘しています。市教委は教頭の不適切発言について取材に対し、「発言は事実で、不適切なものだったと認定している。謝罪とともに、再発防止に努める」としています。

最終更新:06/11 15:25

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