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“家計の味方”鶏肉も高い!過去最高価格に 背景には牛肉・豚肉の高騰か しばらく食肉の高止まり続く見通し 

06/17 19:22 配信

鶏肉が高騰

 長引く中東情勢の影響などから食品の値上げが相次いでいます。
 物価高による節約志向が高まる中、“家系の味方”だった「鶏のもも肉」も過去最高値を更新 しました。

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鶏もも肉の価格が過去最高 買い物客は「しんどい」

鶏肉の高騰を嘆く買い物客

 家計の味方と言われてきた鶏肉の価格は、この20年で最も高くなっています。

 農林水産省の調査によると、先週の鶏もも肉の店頭平均価格は100gあたり155円でした。
 2003年の調査開始以来、過去最高となりました。

(Q.鶏肉の値段上がったらどうですか?)
スーパーの買い物客
「しんどいですね、だいぶ。食費は以前より高くなりました」

 なぜ今、鶏肉の価格が上がっているのでしょうか。鈴木農林水産大臣は、牛肉や豚肉から需要が移っているためだと主張します。

鈴木大臣
「鶏肉の価格については、昨今の物価高を背景に、消費者の節約志向により牛肉や豚肉から割安な鶏肉に需要がシフトしていることなどが影響していると考えている」

鶏肉だけじゃない! 牛も豚も値上がり それぞれに異なる背景

各食肉が値上がり

 各食肉の価格を比較すると、牛肉(輸入ロース)は100gあたり435円(平年比27%増)で過去最高、豚肉(国産ロース)は283円(平年比7%増)、そして鶏肉(国産もも)も155円(平年比14%増)で過去最高と、すべての肉が値上がりしています。

 食品ジャーナリストの高橋寛さんは、それぞれの値上がりには異なる背景があると解説しました。

 まず牛肉については、アメリカで2022年に発生した大規模な干ばつが今も影響していると指摘。干ばつによって牧草が不足し、アメリカで飼育される肉牛が500万頭ほど減ったということです。
 この飼育頭数の回復には時間がかかり、世界的な価格高騰につながっています。
  豚肉は、最大の輸入先であるスペインで「アフリカ豚熱」に感染した野生イノシシが確認されたことが一因です。
 これにより、豚肉の輸入が一時停止に追い込まれたことが価格高騰につながった可能性があります。

 また、高騰する牛肉を避けた消費者が豚肉を選ぶ「代替需要」の増加も、価格を押し上げる要因になっていると考えられています。

鶏肉の価格の推移

  そして、「家計の味方」であった鶏肉も例外ではありません。
 牛や豚の高騰によって、お手ごろな鶏肉の需要が拡大しているとされています。

すべてに共通する理由は円安 しばらくは食肉の高止まり続く見通し

この先の価格の見通し

 これらの個別の要因に加え、すべての肉に共通する構造的な問題として、「円安」の影響も挙げられます。
 高橋さんによると、円安は「輸入肉」の価格を直接押し上げるだけでなく、国産肉を育てるための「輸入のエサ」の価格も高騰させるため、輸入・国産を問わず肉全体の価格が上昇する要因になっていると説明しました。

 今後の見通しについても、高橋さんはしばらく高止まりするとみています。
 まず牛肉は、アメリカ産の価格がすぐに下がることは考えにくいといいます。
 牝牛が子どもを産むまでには2年半かかるため、これから元の数に戻すには相当な期間がかかることになるためです。

  豚肉と鶏肉については、牛肉の高値が続く限り需要のシフトも続くと予測されるため、値下がりは見通せません。
 その結果、肉全体で高値となる状況が当面続く見通しです。

(「newsおかえり」2026年6月17日放送より)

最終更新:06/18 12:28

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