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【大阪北部地震から8年】いざという時の「子ども用防災リュック」どうする? 乳幼児・小学生別で用意しておきたいアイテムを子育て中の記者が紹介

06/18 19:16 配信

子どもの「防災リュック」どうする?

 大阪北部地震からきょう(=6月18日)で8年です。
 皆さんは「防災リュック」を準備していますか?
 中でも、「子ども用の防災リュック」を作っておくのが大切だと言われています。
 ABCテレビで災害などを長年取材した記者が解説します。

大阪北部地震から8年 子どもの「防災リュック」どうする?

大阪北部地震では最大約2700人が避難所へ

 8年前の大阪北部地震。通勤・通学の時間帯に大阪府北部を震源とする地震が発生し、高槻市や大阪市内で最大震度6弱を観測しました。6万棟を超える住宅に被害があったほか、一時停電や断水が発生、ガスが最長1週間止まるなどライフラインにも影響が…最大約2700人が避難所に避難しました。

避難した人
「こちらで過ごすほうが安心感も得られると思って、午前9時に意を決してこちらに来たんです」
「家には帰りたい気持ちはあるけど、ガラスとか割れたら嫌やな」
「家がガタガタしてたので、それを片付けてからなので、発生してから2時間後くらいにここに来た」

 避難所には、子どもを連れた人も。

 いざというときに備えておきたいのが「防災リュック」ですが、実は、子どものものも作ったほうがいいと知っていましたか?

子育て広場で「防災リュック」のがテーマのイベント

 今月、大阪市阿倍野区の子育て広場で「防災リュック」がテーマのイベントが開かれました。大阪や兵庫で子育てママに向けた防災教室を開く、益田紗希子さんがレクチャーします。

NPO法人ミラクルウィッシュ代表 益田紗希子さん
「もうあまり使ってないけど前はめっちゃ使ってたみたいなリュックでいい。そういうものに自分が大事やなと思うものを詰めていってほしい。お子さんも1人の逃げられる人として想定して、小学校くらいになれば準備するといい」

大人のリュックに子どもの荷物が入りきらない場合や、子どもが1人で避難する場合に備えて

 大人のリュックに子どもの荷物が入りきらない場合や、子どもが1人でいるときに避難することになった場合に備え、子どもの防災リュックも準備しておくことが大切だといいます。

益田さん
「基本的には子どもと一緒に入れたので、子どもが入れたいものを入れた。靴脱ぎたいと言ってたりとか、食べ物ほしいって言ってて、歯ブラシ、パンツ替えたいっていうのも言ってました」

 親だけで用意するのではなく、子どもと相談しながら中身を決めるのがポイント。さらに・・・

遊び道具を入れておくと子どもの不安を和らげます

益田さん
「子どもの遊べるものとしてトランプとかUNOとか風船も入れてます。あとは折り紙とか色鉛筆とかをセットで入れています」

 少しでもリラックスして過ごせるよう、遊び道具やおもちゃを入れておくと不安を和らげられます。

参加した母親
「おもちゃとか全然考えてなかった。絶対的にいるものっていう頭ばっかりで。そういうときこそ楽しめるグッズ、自分自身の心の余裕のためにもいるなと」
「ライト1つでも、好きな色だったりとかシール貼ってみたりとか…大事なことっていうのが伝わったらいいな、一緒に(防災リュックを)作ることで」

3歳の男の子
「(Q.防災リュック何を入れたい?)おかし」

親子で一緒に作る「防災リュック」 どうやって準備すれば?

佐藤江里子記者

 親子で一緒に作る「子ども用の防災リュック」。いったいどのように準備すればいいのでしょうか。

 自身も1歳10カ月の子どもを育てる母親であり、防災士の資格も持つ佐藤江里子記者が、自身の経験を踏まえ「乳幼児編」と「小学生編」に分けて、子ども用防災リュック作りのポイントを徹底解説します。

【乳幼児編】普段使いのバッグを防災仕様に!

普段使いのバッグを防災仕様に!

 まず、乳幼児向けの防災リュックについて、佐藤記者は「普段使っているマザーズリュック」をベースにすることを提案しました。

佐藤記者
「子どもがまだ1歳10カ月で小さくて、自分のリュックを背負って避難するというのは難しいので、普段使っているマザーズリュックに、災害時には避難グッズを入れるという形が我が家には合っているんじゃないかなと思って、こういう形で用意しています」

 普段から持ち歩くおむつや着替え、ウェットティッシュなどを多めに入れておくだけでも、立派な備えになるということです。さらに、レジャーシートも用意しておくと安心だといいます。

佐藤記者
「レジャーシートは普段遊びに行くときに使うだけでなく、避難所で授乳する時に目隠しにもなるので、すごく安心できると思います」

 また、非常食については、アレルギーの有無だけでなく子どもの嗜好も重要だといいます。

佐藤記者
「小さいお子さんは特に1回試してみてほしいです。初めて食べるものを拒否してしまうこともあるので、いつも食べているもの、一度あげてみて食べたものなどがおすすめです」

 授乳期の子どもがいる場合は、すぐに飲める液体ミルクやかさばらないスティックタイプのミルクを入れておくと安心です。

 このほか、水がなくても使える「歯磨きシート」は歯が生え始めた子どもだけでなく、歯磨きを嫌がる子どもや、大人も使える便利なアイテムとして紹介されました。

【小学生編】「自分で背負う」ための工夫と、着替えを選ぶ際のポイント

「自分で背負う」ための工夫と、着替えを選ぶ際のポイント

 続いて、自分でリュックを背負って避難することを想定した「小学生編」です。今回は、小学5年生の女の子を想定した防災リュックを用意しました。佐藤記者は、リュックの重さを「ランドセルと同じくらいの重さになるように」調整することがポイントだと解説します。

 子どもの不安を和らげるための工夫として、好きなキャラクターのマスコットなどのグッズを付けておくこともおすすめだといいます。

 また、着替えについては「かわいい服よりも地味な暗めな服がおすすめ」ということです。

佐藤記者
「汚れてしまっても目立たなかったり、避難所での防犯面でも、かわいらしいものよりは地味な暗めのものがおすすめです」

 さらに、全てのアイテムをジッパー付きの袋に小分けにすることで、雨天時の避難でも中身が濡れるのを防ぐことができると付け加えました。

子どもの命と心を守るために…用意しておきたい重要アイテム

子どもの命と心を守るために…用意しておきたい重要アイテム

 続いて、入れ忘れがちなアイテムや子どもの命や心を守るために用意しておきたい重要アイテムが紹介されました。

 まず「アレルギーを伝えるキーホルダー」です。

佐藤記者
「子どもが一人で避難したときに、なかなか自分からアレルギーありますと言い出せないこともあるので、こういったものがあると大人に気づいてもらいやすいです」

 次に「現金」、特に小銭です。

佐藤記者
「オンライン決済とか使われたりすると思いますが、災害時だとできない場合や、公衆電話で必要になったりするので、小銭も多めに入れておくのがおすすめです」

 そして「避難カード」。内閣府のホームページにひな形があることも紹介されました。

佐藤記者
「なかなか親の連絡先を暗記しているお子さんも少ないと思うので、紙に書いてあると安心です」

「一気に揃えず、楽しく備える」防災の第一歩

 佐藤記者は最後に、防災リュックを準備する上で大切な心構えについて語りました。

佐藤記者
「なかなかこれだけのものを一気に揃えようとすると、私自身も大変だなと思いました。普段ご家族で買い物に出かけたときに、子どもと一緒に『これが必要だね』と話してみて少しずつ足していくなど、気軽に考えて、親子で楽しく作ってもらうのがいいと思います」

(「newsおかえり」2026年6月18日放送分より)

最終更新:06/18 19:16

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