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”W台風”接近前から近畿各地で大雨被害 すでに「1カ月分の雨」が蓄積しているところも… 気象予報士が解説する”見えざる危険”とは?
06/26 19:31 配信
あすにかけて大雨の恐れ 気象予報士が解説
台風7号と8号の最接近を前に、梅雨前線の活動が活発化し、近畿地方の各地で大雨による被害が発生しています。
気象予報士の岡雄介さんによると「場所によっては台風の接近前から、1カ月分近くの雨が降っている」といいます。W台風が迫るなか、さらに警戒が必要な状況について、解説します。
近畿を襲った早朝の雷雨 原因は「線状降水帯のような雨雲」
早朝の近畿を襲った「線状降水帯のような雨雲」
多くの人が雷の音で目を覚ましたと思われる、26日の早朝。雨雲レーダーをもとに岡さんが解説します。
26日午前4時の時点では、停滞する梅雨前線に、南から台風由来の湿った空気が流れ込み、近畿中部を中心に線状降水帯のような帯状の雨雲ができました。
この雨雲がゆっくりと南下しながら近畿中部を通過したことで、広範囲で大雨となりました。
こうした帯状の雨雲が同じところにかかり続けた場合に、線状降水帯が発生します。今回は雨雲が移動したため、一つの場所にかかり続けることはありませんでしたが、それでも多くの地点で土砂災害や河川氾濫の警報が発表されました。
すでに「1カ月分の雨」が蓄積している場所も… 台風接近前から高まる土砂災害リスク
土砂災害に厳重な警戒を
台風本体が接近する前からすでに大量の雨が降っている点でも、注意が必要です。
24日(水)からの積算降水量は、近畿中部の広い範囲で100~150ミリ。岡さんによると「場所によっては1カ月分近くの雨が、台風接近前から降っている状況」ということです。
さらに、近畿では南側の地域や山沿いを中心に、200ミリを超えているところもあります。
26日からの大雨で、地中に雨水が溜まっているような状況になっています。そこに26日夜から27日朝にかけて雨が降り続くと、土砂災害のリスクが高まるため、厳重な警戒が必要です。
時間差で”W台風”が接近 27日は「1日を通して雨量がまとまる恐れ」
台風8号の進路は…
現在、日本の南には台風7号と8号が存在しています。
岡さんは「それほど発達した台風ではない」とみながらも、7号は強風域が非常に広いこと、8号は速度を上げて北上していることに注目しています。
まず、先行する台風8号が、27日未明に近畿の南の海上を通過する見通しです。岡さんは「近畿への直撃はありませんが、湿った空気の塊がやってくるので、停滞した前線を刺激して雨量が増える」と予測します。
追いかけるような形で7号が接近する見通し
さらに、この8号を追いかけるような形で、近畿地方に台風7号が近づいてくる見通しです。
7号は27日午後3時に近畿の南の海上に達する予想で、結果として27日は一日を通して、南部を中心に雨量がまとまる恐れがあります。
雨・風・波の予想
今後の雨・風・波の予想です。
すでに100ミリから200ミリ以上の雨が降っている状況に加え、27日昼にかけて、近畿南部では多いところで200ミリ、中部でも150ミリの雨が予測されています。
また、太平洋沿岸では27日の日中、うねりを伴う6メートルの波が予測され、大しけとなる見通しです。沿岸部での高波にも厳重な警戒が必要です。
命を守るための新基準 「レベル4」までに避難完了を
新しい防災気象情報
最後に、6月から運用が始まった新しい防災気象情報についても改めて解説します。
警戒レベルごとに、特別警報・危険警報・警報・避難情報などが結び付けられるようになりました。
5段階の警戒レベルのうち、レベル4までに危険な場所から避難を済ませることが重要です。
岡さんは「レベル5は災害が起きている、逃げられないという状況。レベル4まででの避難をお願いします」と話し、早めの備えや避難行動が大切と呼びかけています。
(「newsおかえり」2026年6月26日放送分より)
最終更新:06/26 19:54


