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【独自】大阪・泉佐野市の山林で5年間放置されたままの”不法投棄” 放置しているのは隣の土地の所有者 「体調が悪い」「ショベルカーが壊れた」理由に撤去進まず

07/02 20:00 配信

 大阪府泉佐野市で廃棄物を巡るトラブルが起きています。廃棄した人物は撤去しないまま、発覚から約5年が経過しようとしています。

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山林に大量の廃棄物を放置され「怒りが込み上げてくる」

古谷天真さん

 大量の廃棄物が放置されているのは、大阪府泉佐野市の山林です。家族がこの山の大部分を所有しているという古谷天真さんは憤りを感じています。

古谷さん
「冷蔵庫も放置されてるし、よく分からない鉄くずとかもたくさんありますね」「亡くなったじいちゃんがすごい大事にしていた山で、僕もその山の中で育ったんで、自然に囲まれて育ってきた身として、自分の好きな山を汚されるっていうのは、怒りが込み上げてくる」

 古谷さんによると、約5年前、突然大量のごみが捨てられていたといいます。

6年前の航空写真

 6年前の航空写真をみると、高速道路の脇の現場にはまだ何も置かれていません。

 しかし、翌年には上空から見ても分かるほどのごみ袋が捨てられていました。次の年には、さらに増えていました。

 時間の経過とともに、袋は劣化し、ゴミが散乱。一部が土砂や植物に埋もれてしまっています。一体、誰がごみを投棄したのでしょうか。

2022年の航空写真

古谷さん
「約5年前に隣の敷地を購入した人がこちらに置いている。僕らとしては、完全に不法投棄だと言ってるんですけど、向こうは『自分の敷地だと思って間違えて置いた』と」

投棄していたのは「隣の土地の所有者」 指摘しても撤去は進まず

 古谷さんによると、5年前に土地を購入したという男性は当初、「ここは自分が買った土地だ」などと主張していました。

 しかし、土地家屋調査士が境界線などを調べた結果、古谷さん家族が所有する土地だということがわかりました。

 
 男性は「自分の土地だと思い込んでいた」などと間違いを認め、ごみの撤去を約束しました。重機で作業を始めたということですが……。

古谷さん
「(男性は)『体調が悪い』『使う予定だったショベルカーが壊れた』ということで、ほとんど進んでない」

土地の位置関係

 約5年が経った今も、撤去の約束は果たされず、大量のごみが放置され続けています。
 
 祖母が仕事で使っていた山道が通れなくなるなど、古谷さんの家族の生活にも影響が出ていますが、警察からはゴミに触れないよう指導されているため、撤去することもできません。

 男性は「毎月現場に行って、少しずつ出せるものは出しているが、お金が借りれるところがどこもなくて、今年中はきつい」と説明しているということです。

 廃棄物処理などを所管する大阪府は、男性に速やかな撤去を求めていますが、法的な拘束力はなく、期限を一方的に決めることはできないといいます。

 男性は取材に対し、「仕事が落ち着いたら連絡する」と話していましたが、期日までに返答はありませんでした。

弁護士は違法性を指摘 行政のさらなる介入の余地も

谷次郎弁護士

 産業廃棄物の問題に詳しい弁護士は、廃棄物処理法違反の可能性を指摘しました。

谷次郎弁護士
「自分の土地だと勘違いしたということ自体はあまり大きな問題ではない。自分の土地であろうが人の土地であろうが、社会通念上許容されないような、管理を放棄した状態にしたということであれば、廃棄物処理法違反に該当しうる」

 行政によるさらなる対応は考えられるのでしょうか。

谷弁護士
「(行政による)措置命令とか、より強力な対応を求めることは可能です。業者の名前を公表したりすることは実際にあると思う」

最終更新:07/02 20:00

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