関西ニュースKANSAI
メガソーラー建設許可裁判で奈良県は上告せず 大阪高裁が水害の恐れ指摘し1審判決を破棄 建設業者は上告し判決は未確定 平群町
07/06 16:53 配信
奈良県平群町の住民らがメガソーラーの建設許可を取り消すよう求めた裁判で、奈良県は6日、上告しないと明らかにしました。
裁判は平群町の住民らが2021年に工事が始まったメガソーラー施設の建設許可の取り消しなどを求めて、県を相手取り訴えていたものです。
1審の奈良地裁は住民の訴えを退けましたが、大阪高裁は先月、大雨を記録する日が近年増えていることから、水害などの災害が発生するおそれがあるとし、県の審査基準にも不合理な点があるとして1審判決を破棄し、建設許可を取り消す判決を言い渡しました。
上告する期限の6日に奈良県の山下知事は会見を開き、「大阪高裁の判決は、説得力のある判決だと判断した」、「基準の見直しに着手していく」などとして上告しないことを明らかにしました。「県が基準を見直すきっかけを作っていただいたことに感謝したい」ともコメントしました。
原告側の住民らは知事の発言を受け県の対応を評価する一方で、先月末の台風の際にも盛り土の崩落事故があったとして、県に早急の安全対策を求めました。
原告の1人の60代女性は「大きい台風が来たらどうなんねやろ。一刻でも早く防災対策して安心して暮らせる家に住みたいだけなんです」と話しました。
判決をめぐっては、県側の訴訟参加人にあたる建設業者が2日、最高裁に上告していて、判決はまだ確定していません。
最終更新:07/06 16:53


