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ニチレイへの“サイバー攻撃” 物流システム停止で取引先5000社に影響は? 

07/16 18:45 配信

ニチレイシステム障害の影響は

 冷凍食品大手ニチレイをめぐって混乱が続いています。サイバー攻撃を受けたことでシステム障害が発生し、物流がストップ。影響は多岐に及んでいます。

冷凍食品メーカーでは!? 意外なところにまで及んだ影響

ニチレイの売り上げは

 サイバー攻撃を受け、ニチレイグループの低温物流が停止する事態となりました。

 ニチレイグループの売り上げの内訳をみると、7161億円のうち、3342億円が自社の加工食品、そして3010億円が低温物流です。冷凍食品メーカーの印象が強いニチレイですが、加工食品と変わらないくらいの割合を占めているのが低温物流なのです。

 低温物流とは、全国にある冷蔵倉庫をさまざまな業者に貸し出し、冷やした状態で小売店に輸送するシステムのことです。ニチレイの冷蔵倉庫や物流拠点は全国に約140ヶ所あり、国内最大規模だということです。

サイバー攻撃の影響は

 約5000社がこういった仕組みを利用していて、飲食店や食品の小売店に影響が出ています。
 影響が出ていることを発表しているのは、日本ケンタッキー・フライド・チキン=KFCなどです。影響の一例は以下の通りです。

 KFC:一部の店舗で営業時間を短縮、公式アプリなどからの注文デリバリーを一時停止
 イオン:冷凍食品など一部の商品で欠品がある状態
 ドン・キホーテ:一部の店舗で一部商品が欠品
 くら寿司:一部商品が欠品
 江崎グリコ:西日本中心に、アイスの2割が影響
 551蓬莱:「中華ちまき」の入荷に一時遅れも16日時点で販売に影響なし

17日にも発注受付再開へ サイバー攻撃相次ぐ 

ニチレイのシステムは順次再開へ

 ニチレイは、外部セキュリティ専門会社と安全対策を講じ、順次業務再開するということです。17日(金)から発注受付を開始し、18日から商品配送も開始するとしています。
 
 ただ、1週間程度は受注・配送に制限がかかる可能性があります。

 サイバー攻撃により業務の停止を余儀なくされ損害が出るケースは国内企業で相次いでいます。

 アスクルでは去年10月、攻撃を受け、全物流センターの出荷再開まで約4ヶ月かかりました。売り上げにも影響が出て、純損益は66億円の赤字となりました(去年6月~11月期連結決算)。
 また、アサヒグループHDは去年9月、出荷・物流システムの完全復旧まで約5カ月かかりました。去年の売り上げは約700億円減りました(去年通期決算)。

 物流の集約化により思わぬところにまで影響が及んだ今回の事態。便利な社会の脆い側面が浮き彫りとなりました。一方でサイバー攻撃は今や身近な問題といえ、対策は急務です。

最終更新:07/16 19:23

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