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奈良のシカが過去最多の1600頭超 公園抜け出し市街地に相次ぎ出没 今後どう対処?
07/17 07:30 配信
奈良のシカが過去最多
奈良のシカが、市街地などに出没している問題で、16日、愛護団体が会見を開き、頭数が過去最多に達したと明らかにしました。奈良では、奈良公園の外の市街地や住宅街でシカの目撃が相次いでいます。
去年比で222頭増加 インバウンド客の餌やり背景か
シカの生息数の推移
奈良のシカについて16日、頭数が過去最高になったと奈良の鹿愛護会が発表しました。
10年前は1200頭ほどだった頭数は、2021年から年々増加しています。今年は去年より222頭増え、初めて1600頭を越えました。
増加の理由の1つはインバウンド客などの餌やりで、愛護会によると、観光客がスナック菓子など栄養価の高い食べ物を与えることでシカの生存率が上がったのではないかということです。
奈良の鹿愛護会 中西康博副会長
「鹿せんべい以外のものは絶対にあげないで」、「野生の動物はここにある草食べて生きるのが一番幸せなんです」
奈良でシカが増えた経緯
また愛護会は、増えすぎた結果、奈良公園が“過密”になり、追い出されたオスとメスが市街地に定住した可能性があるのではと分析しています。
まず、新型コロナウイルスの感染拡大期に「鹿せんべい」など餌をやる観光客が減ったことで、シカが食べられるものが減り、メス同士で生存競争が起きました。
その結果、メスが市街地へ出るようになり、もともと公園の外に出る習性があるオスと合流するようになりました。さらに、市街地で子孫をつくり、定住する個体も出てきたのです。これが市街地でシカが多く目撃されるようになった経緯です。
奈良公園のシカ
一方で、愛護会の中西副会長は、今後の見通しについて、増え続けることはないとの見通しを示しました。
中西副会長
「私どもの感覚的には来年この数字を更新することはないと思います。去年の7月1日から今年の6月30日までの間に、奈良公園内で死んだシカの数は198頭。今年の4月以降を見ていると、来年の調査での死亡頭数は300近くになるんじゃないか。要するに、かなり死亡頭数が増えます。自然の摂理といいますか、過密になりすぎて減少する傾向に入るのかなと思われます」
市街地でのシカ対策として、奈良県と市、警察、愛護団体が連携して「追い上げ」をおこなっています。
目撃情報があればすぐに対応し、10~15人グループで無線を使用して奈良公園側へ誘導する活動を行っています。
最終更新:07/17 07:30


