関西ニュースKANSAI
今年は“ゲリラ雷雨”が去年より25%増の予想 雨雲の接近を知らせてくれるアプリの活用を 気象予報士の岡雄介さんが解説
08/04 13:00 配信
この時期侮れない…ゲリラ雷雨を知ろう
突然の土砂降りに雷。そんな“ゲリラ雷雨”が今年は大幅に増える見込みです。
気象予報士の岡雄介さんが、ゲリラ雷雨発生のメカニズムから体への影響、スマホを使った対策まで徹底解説します。
今年はゲリラ雷雨が25%増加? 地域によって発生回数にばらつき
今年はゲリラ雷雨が増加予想
7~9月にかけての全国のゲリラ雷雨発生回数の予想を見ると、ピークは8月中旬となっています。去年は約8万8000回でしたが、今年は25%増加し、約11万回になると予想されています。
気象予報士・岡雄介さん
なぜ今年は多くなるのでしょうか。気象予報士の岡雄介さんは次のように説明します。
「今夏の後半から、夏の高気圧が去年より勢力を弱める予想です。高気圧は蓋をするように雨雲を押さえつけますが、その勢力が若干弱くなるため、去年に比べると雨雲が発生しやすい気圧配置となります」
関西のゲリラ雷雨の発生回数は
近畿地方の中でも、ゲリラ雷雨の発生回数にはばらつきがあります。
岡さんによると、大阪は夕方になると大阪湾からの海風(西から東への風)が雨雲の侵入をブロックするため、他府県に比べてゲリラ雷雨は少なくなります。
一方、兵庫は近畿の中でも突出して発生回数が多くなっています。岡さんは「山があればあるほど、雨雲は発生しやすい」と説明します。
そもそもゲリラ雷雨はどう発生する?
ゲリラ雷雨発生の仕組みは
ゲリラ雷雨が発生するメカニズムとは。
冷たい空気が下にあり、暖かい空気が上にある状態であれば、大気は安定していますが、夏場は太陽でどんどん地上が熱せられ、下が暖かい状態になります。
そこに上空に冷たい空気がやってくると、暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ向かおうとして混ざり合う。これが「大気が不安定」な状態です。暖かい空気が上昇することで雲が発生し、その雲がさらに発達して、強い雨をもたらします。
加えて、雲が上空に向かう過程で雨粒や氷の粒が摩擦を起こし、静電気が溜まって雷が発生します。岡さんは「不安定であればあるほど、雷も発生しやすくなるため、雨と雷のダブルパンチが起きやすくなる」と説明します。
その頭痛や倦怠感は“天気痛”かも…気圧の変化が自律神経を乱す
その頭痛や倦怠感は“天気痛”かも?
ゲリラ雷雨の季節は気圧の変化で体調不良を訴える人が多くなります。頭痛、関節痛、倦怠感。これらは“天気痛”と呼ばれ40代で感じ始める人が多くいます。
ウェザーニュースの調査によると「“天気痛”を自覚している」と答えた人は男性19%、女性37%という結果になりました。
“天気痛”になる理由は…
“天気痛”は、低気圧による気圧の変化が耳の内耳を通じて脳に伝わり、それがストレスとなって自律神経が乱れることで起こります。
対策としては、耳栓や痛み止め薬のほか、耳マッサージも効きます。
【効果的な耳マッサージの方法】
まず耳を持ち、上・下・横にそれぞれ5秒ずつひっぱります。次に耳を後ろに向かって5回まわします。そのあと耳を包むように曲げて5秒キープ。最後に耳を塞いだまま、後ろに5回まわして完了です。
「気象予報士でも予想は難しい」が前兆はある 危険度を知らせるアプリも
要注意!“ゲリラ雷雨”のサイン
岡さんは「気象予報士でもゲリラ雷雨の予想は難しい」と話します。おおよそのエリアは分かるものの、市町村や雲の流れは事前には分からないということです。
ただし、数分〜10分程度でゲリラ雷雨になるサインとして次の3つが挙げられます。
・真っ黒な雲があらわれる
・雷鳴が聞こえる
・急に冷たい風が吹く
AIでゲリラ雷雨のリスクを判定
ゲリラ雷雨の予想にはスマホアプリが便利です。
ウェザーニュースのアプリでは、空の写真を撮るだけでリスクを判定する「ゲリラ雷雨AI判定」を使えます。雲の写真を学習したAIが危険度を知らせてくれます。
Yahoo!天気アプリなどでは、現在地を登録して通知をオンにしておけば、雨雲の接近を知らせるアラートを受け取ることができます。岡さんは「スマホさえあれば危険を察知できるので、うまく活用してほしい」と呼びかけます。
(「newsおかえり」2026年8月3日放送分より)
最終更新:08/04 13:00


