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中国を席巻する「谷子(グーズ)経済」とは!? アニメ関連グッズの爆発的人気が背景に? バンダイナムコやタカラトミーも注力する新市場 【海外特派員特集】
08/18 07:00 配信
アニメファンが熱狂?「谷子経済」とは?
7月10日から12日までの3日間、中国・上海で開かれた、「BilibiliWorld 2026(ビリビリワールド)」。
中国の動画配信サイト「bilibili(ビリビリ)」が主催し、2017年に初開催。
以降、拡大を続け、今年は40万人が訪れたアジア最大級のポップカルチャーイベントです。
「日本アニメが中国を席巻!中国人女性『アニメに出会って人生が変わった』 二次元ブームが社会現象に…『グッズ経済』で老舗百貨店が続々と復活」
「BilibiliWorld 2026(ビリビリワールド)」
報告:尾崎文康記者(上海支局)
「会場内は、中国の若者たちでものすごい熱気です。アニメや漫画への人気ぶりが伝わってきます」
中国でも人気が高いタカラトミーの「ベイブレード」
イベントに参加したのは、中国市場に力を入れる日本企業など、過去最多の170社以上で、「ベイブレード」が人気というタカラトミーは今回、初めて出展しました。
タカラトミー 斉藤克則 中国戦略室長
「中国で最大のイベントと聞いています。我々にとって(中国は)重要なエリアと位置付けていて、これからも一番注力して戦略を立てていきます」
このイベントの主役は「キャラクターグッズ」。
実は中国では近年、「グッズ」に似た響きの「谷子(グーズ)経済」という言葉が生まれるほど、アニメ関連のグッズやフィギュアが大人気となっています。
市場も拡大の一途をたどっています。
バンダイナムコ上海のスタッフが読み解く「谷子経済」とは? “懐かし消費”が中国でも
バンダイナムコ上海 衛さん
「谷子経済」とは何かを探るため、記者はバンダイナムコ上海を訪れました。
迎えてくれたのは現地スタッフの衛さん。
実は衛さんは同社が手がけるガンダムの大ファンで、ファン歴は20年にわたるといいます。
職場のデスクにも「ガンプラ」がずらりと並ぶ衛さんは、「谷子経済」の市場拡大について、自身の経験やガンダムファンの属性などから、とある背景が影響しているのではないかと見ています。
バンダイナムコ上海・衛越忻さん
「ガンダムのファン層は主に20代から40代に集中していると思います」
「多くの人が子どもの頃から作品を見て育ち、社会人になって経済力がついてから、ガンプラやフィギュアにお金を使うことを喜んでいます」
アニメグッズを“大人買い” 懐かし消費が中国でも
衛さんによると、幼いころに日本アニメの影響を受けた世代が大人になり、憧れのおもちゃを買い集める、「懐かし消費」が中国でも起きているのだといいます。
実際に中国のアニメファンに話を聞いてみると・・・。
男性ファン
「子供のころからガンダムを見ていた影響で、プラモデルやフィギュアに興味があります。中国でも多く放送されていたので、自然と好きになりました」
日本生まれのおもちゃが中国のファン・世代をつなぐ懸け橋に!? ミニ四駆のレース会場には“真剣なまなざしの大人たち”と子どもたちの姿が
中国でも人気の「ミニ四駆」
「懐かし消費」は大人の間だけにとどまらないものも。
あるミニ四駆レースの会場を取材すると、「本気で打ち込む」大人たちのかたわら、レースを観戦し、楽しんでいる子ども姿がみられました。
参加者の男性
「(ミニ四駆を始めたのは)小学3、4年生の頃です。30年以上前です」
「こうした大会は多くの仲間とじかに交流できて、非常に良いですね」
世代間を超える懸け橋に
日本生まれのおもちゃが、中国でも世代を超え、またファン同士をつなぐ懸け橋となっている様子がうかがわれました。
今後の日本企業の展開は? バンダイナムコは中国本土で店舗増設の構えも
中国でも根強い人気 ガンダム
中国で人気を高める日本のアニメ関連グッズ。
バンダイナムコによりますと、中国本土にあるガンダム関連のショップについて、いまの18店舗から、今年度中に25店舗まで増やす方針だということです。
店舗数拡大へ バンダイナムコ(※写真はイベントの様子)
「谷子(グーズ)経済」の更なる広がりを意識し、今後も中国市場の開拓に乗り出す日本のアニメ関連企業が増えていきそうです。
(報告:上海支局 尾崎文康)
最終更新:08/18 07:00


