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千葉豪雨被害の過半数が「想定区域外」で発生 河川から遠くても安心できない「内水氾濫」のリスク あなたの地域は大丈夫?
08/20 12:05 配信
河川から遠くても「内水氾濫」のリスク
先週、千葉県を襲った記録的豪雨では、浸水による住宅被害や冠水による自家用車などへの被害が相次ぎました。
多くの人が集まる都市部や住宅地でも大雨災害の危険性があることがわかった今回の豪雨。河川から離れていても浸水する地域もありました。
豪雨災害はどのように発生するのでしょうか。解説します。
「想定区域外」での被害が過半数 行政の想定超えた被害
千葉の冠水報告と水害想定エリア
今回の千葉豪雨では、浸水想定区域の外でも被害が出ました。
千葉県内で冠水報告があった場所と水害が想定されたエリアを重ね合わせると、想定されていなかった地域での被害も目立ちました。
(地図上の水色が「浸水想定区域」、ピンクが水がたまりやすい「低位地帯」)
浸水想定区域や低位地帯から被害の報告があったのは全体の44.3%で、それ以外のエリアからの報告が55.7%ありました。
つまり、水害が想定されていなかった地域での報告が過半数にのぼったことになります。今回の豪雨は、行政が「危ない」と想定していた範囲をはるかに超えて被害を引き起こしたということです。
「外水氾濫」と「内水氾濫」2種類の水害
外水氾濫と内水氾濫
水害のうち氾濫には2つの種類があります。
まず、川があふれる「外水氾濫」です。河川の水が堤防を越えて、住宅地や市街地にあふれ出すタイプで、これが洪水です。上流で豪雨があれば、雨が降っていない下流で堤防が決壊するケースもあります。
一方、今回の千葉県で起きたのは「内水氾濫」です。堤防は決壊していませんが、降り続いた雨で下水路などの排水機能が追いつかなくなり浸水や冠水の被害が出るものです。内水氾濫は、雨が排水されず水があふれてしまうことで発生します。
外水氾濫と内水氾濫では、リスクを抱える場所が異なります。川沿いの低地だけが危ないわけではないということです。
大阪市のハザードマップ
大阪市の河川氾濫のハザードマップでは、淀川など大きな川の周辺が主な対象となっています。しかし、内水氾濫のマップでは、梅田など都心部まで、リスクが高いことを示す濃い色がついています。
都市水害が専門の関西大学環境都市工学部の尾崎平教授は、内水氾濫のリスクはどこにでもあると指摘します。
尾崎教授
「内水氾濫はどこでも発生する。特に水が集まりやすい、壁に囲まれている、周辺より土地が低い場所は注意が必要です。マップが白くても安心できません」
ハザードマップにもいろいろな種類があることを心にとめおいてください。
最終更新:08/20 12:05


