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3日夜から4日朝昼 近畿に警報級大雨の可能性「高」  台風と秋雨前線の「危険な関係」 千葉も石川・福井も“予想の上振れ”豪雨だった

09/02 18:42 配信

 今年はハイペースで台風が発生しています。現在、日本列島の周辺には2つの台風が同時に存在しています。今後の進路と天気について、気象予報士の岡雄介さんが説明します。
 岡さんは、台風が接近していなくても、秋雨前線が刺激される影響で大雨となる地域があるとして、備えを呼びかけています。

ハイペースで発生する台風 同時に2つ存在

2つの台風の進路予想

 2日午後3時現在、日本列島付近には18号と24号の2つの台風が存在しています。
 台風18号は"復活台風"とも言うべき異例の経緯をたどりました。台風18号は、先週から太平洋上を西へ進み、一度中国大陸に上陸して熱帯低気圧へと勢力を落としましたが、西風に乗って再び海上に出ると、水蒸気を補給して台風として復活したのです。
 台風18号は今後も台湾周辺で停滞して勢力を落とす見通しで、本州への直接的な影響はない見通しです。

24号は「足踏み台風」 沖縄・奄美到達後は不確実性高く

 一方、1日に発生した台風24号は、沖縄の南に位置し、ゆっくりと北上しています。3日には沖縄本島や奄美地方に接近する予報です。
 台風24号は、今後沖縄・奄美地方まで北上した後ペースを落とす見通しです。予報円が非常に大きく、進路の不確実性が高い"迷走台風"になる恐れがあります。岡さんは特定の地域に一定期間留まる「足踏み台風」となる可能性もあると指摘しました。
 中心気圧は996ヘクトパスカルで、台風としてはそれほど強い勢力ではありません。単体であれば甚大な被害をもたらす恐れは大きくない台風ですが、気圧配置との関係で大雨をもたらす恐れがあります。

南の台風×秋雨前線との組み合わせが危険

台風の勢力弱くても警戒を

 注意すべき点は、秋雨前線と台風24号の位置関係です。今シーズン、各地で豪雨被害が相次いでいますが、そのほとんどは「南に停滞する台風に前線が刺激される」パターンです。
 台風は湿った空気の塊だと岡さんは説明します。勢力が弱くても、ポンプのように雨雲の”元”を供給し続けます。そこに秋雨前線が"蓋"をしてしまうと、前線上で雨が降りやすい状況が長続きします。これが各地で線状降水帯が発生した背景です。
 この状況が、2日以降、近畿地方で発生する見通しです。場合によっては、週明けくらいまで続き、長期化の懸念もあります。

予想より「上振れ」に備えを 深夜に警報級大雨の恐れ

 九州の南に台風が停滞すると、西日本で大雨が降る可能性が高くなります。岡さんは「前回の福井の豪雨も、石川の豪雨も、千葉の豪雨も、前日の予報を大幅に超えてきた」と振り返り、”予想の上振れ”もあり得ると述べました。
 近畿で特に警戒が必要な時間帯は、3日(木)の夜から4日(金)の朝・昼にかけてです。この期間に近畿中部で警報級の大雨になる可能性について、気象台は「高」としています。
 「中」は、予想以上に雨雲が発達した場合などに警報を出すという予告ですが、「高」は気象台がほとんど間違いなくレベル3以上の警報を出すという情報です。
 台風が足踏みを続ければ、影響は週末、場合によっては週明けまで長引く恐れもあります。
 岡さんは、「前線上だと、どこで線状降水帯が発生してもおかしくない」と予想したうえで、「災害級の大雨の可能性があり、特に家が低い位置にある方などは、できる限り空振りを恐れずしっかりと備えを行っていただきたい」と呼びかけました。

最終更新:09/02 18:42

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