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大阪・羽曳野市のグループホームで入所者虐待・行政は「改善命令」 なくならない施設での虐待に専門家は「職員のストレスや知識不足によるものが多い」 認知症の入所者に“羽交い締め” 胸を触ったり暴言も…
10/09 18:36 配信
大阪府羽曳野市のグループホームで、認知症の高齢者に職員が“プロレス技”をかけたり、衣装を着せ嘲笑したりするなどの虐待行為があったことが分かりました。
認知症の入所者に“羽交い締め” 衣装着せ嘲笑も・・・ 大阪・羽曳野市のグループホームで虐待行為
大阪・羽曳野市のグループホームで虐待行為
羽曳野市保健福祉部・舟本 美果理事
「虐待の種類として身体的虐待、心理的虐待、性的虐待。こういう事象が起こっていると(施設側から)報告があった」
入所者に対する虐待が行われていたのは、大阪府羽曳野市にあるグループホーム「みやび」。
羽曳野市によりますと、施設の3階フロアを担当していた職員4人は、約2年前から入所者に対し、羽交い締めや手首をひねるなどのプロレス技のようなものをかけたり、ピエロやチアリーダーのような格好をさせ、それを見て笑ったり、便が出ない入所者の腹を足で押したり、胸を触ったり暴言を吐くなどの虐待行為をしていたということです。
職員は、「じゃれあいだと思っていた」と釈明しているということです。
羽曳野市保健福祉部の説明
羽曳野市保健福祉部・舟本理事
「(Q.職員4人はやったことを認めている?)行為は認めている。(関与した職員は)冗談のつもりで、本人(入所者)が笑っていたので、嫌がっていなかったという認識のもとで行っていたということも言われている」
羽曳野市は、施設からの報告を受けて立ち入り調査をした結果、職員の行為は身体的・心理的などの虐待だったと認定。先月24日、施設に対し「改善命令」を出しました。
虐待を主導していたのはベテラン職員だった 施設側が語った驚きの事実
施設側によると、虐待を主導していたのはベテラン職員だった
施設側によると虐待を主導していたのは、20年以上勤務する男性のベテラン職員で、リーダー的な存在だったといいます。この職員は、すでに退職しているということです。
施設運営「ふくふく会」・奥田 圭史理事長
「ベテラン職員の影響が強く、ほかの職員は意見を言いにくい環境だった。本来チームワークが生まれるはずの職場環境が悪い方向に作用した」
市は、重大事案だとして警察に通報しており、警察が捜査を進めています。
施設での虐待、なぜ起こる? 専門家は「職員のストレスや知識不足」指摘も
施設での虐待、なぜ起こる?
介護職員が高齢者を虐待する行為は、2024年度に過去最多となっています。
大阪総合保育大学 短期大学部の前田崇博教授によりますと、施設での虐待は、職員が抱えるストレスや職員らの知識不足から起こるケースが多いということです。
例えば、徘徊している入所者を止めたいとき、どのように声をかければ良いか、どうやって部屋に連れ戻せば良いかが分からないと、羽交い締めのような行為に移ってしまうことがあるといいます。
入所前に見るべきポイントは…
家族を施設に入れることを検討している人、またはすでに入所している家族がいる人に向けて、前田教授は以下のポイントを挙げています。
【入所前に見るべきポイント】
・虐待防止研修の内容がホームページに掲載されているか
・入所者の家族同士が話し合えるような「家族会」がある
・第三者の相談窓口が設けられているか など
【すでに家族が入所している場合に見てほしい体のサイン】
・耳の裏や足の指の間にアカがたまっていないか
・腰付近や後頭部に床ずれができていないか
虐待と断定することはできませんが、こうしたポイントの確認をすることにより、異常の早期発見につながるということです。
(「newsおかえり」2026年10月9日放送分より)
最終更新:10/09 18:36


