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イギリスの名門インターナショナルスクールが関西に続々進出 日本の教育に新たな選択肢

10/16 17:00 配信

 イギリスの名門インターナショナルスクールが関西に続々と進出しています。

 ある名門校は、2028年に初めて大阪府内に開校予定。さらに神戸市に開校した学校では、7歳の子どもが「将来は総理大臣になって日本を引っ張りたい」と英語で語る。そんな光景が、すでに現実になっています。

 神戸の学校の年間学費は、約300万円。高額な学費でも注目が集まるのはなぜなのか、取材しました。

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イギリスの名門校が大阪に初進出

関西外大のキャンパスの一部を改築

 イギリス南東部の町・ブライトンで「イギリスで知らない人はいない」と評されるのが、1845年創立の名門”Brighton College”(ブライトン・カレッジ)です。

 学問・芸術・スポーツのバランスを重視した教育で、多くの卒業生が世界中の有名大学へ輩出してきました。

 その名門校が2028年、初めて大阪に進出することに。

 場所は枚方市にある関西外国語大学のキャンパス内。これまで講義に使っていた教室など、キャンパスの一部を改築するなどして誘致に成功しました。校名は「Brighton College Kansai Gaidai」に決まっています。

 関西外国語大学の谷本榮子理事長は、連携のきっかけをこう語ります。

「私たちは国際教育を50年近くやっている。関西外大の教育の中身、経営方針、全部理解していただいて、向こうからのアプローチがあった。協力しながら、うちの教育のレベルアップにもつなげていきたい」

 開校は、2028年秋に6~12歳の初等部からスタート。その後に中等部・高等部も順次開校し、最終的には約1100人の生徒がここで学ぶ計画で、授業は全て英語です。

関西外国語大の環境が子どもの学ぶ場に

関西外国語大学の谷本榮子理事長

 ブライトン・カレッジの持ち味は、本国イギリスで長年教育の柱とされてきたセーリングや演劇などのプログラムです。

 日本でもこうした独自の教育内容に力を入れる予定で、関西外国語大が有する講堂も活用される見込みです。

 谷本理事長は「子どもたちが演劇会や音楽会をするために使いたい」として、こう語ります。

 「ここから未来のアジアのリーダーを育ててもらったら、本当にやりがいがある。私の夢がそうだったのかなと思います」

去年開校 神戸のインターナショナルスクールの現在は?

全編英語でプレゼンする小学5年生

 ブライトン・カレッジに先駆けて、神戸市では去年9月、「ノースロンドン・カレッジエイト・スクール神戸(NLCS神戸校)」が開校しました。

 こちらは6〜13歳までの約130人が通い、そのうち7割ほどが日本人です。

 イギリスの本校は1850年開校の歴史を誇り、卒業生の4割が世界トップ20の大学に進学しているといいます。

 年間学費は約300万円で、決して安くはありません。

 ただ「この時期にしか受けられない教育がある」という考えから、子どもの選択肢を広げる新たな可能性として注目が期待されています。

 実際に授業を取材すると、日本の小学5年生に当たる年齢の子どもたちが全て英語でプレゼンテーションをしていました。

 少しもじもじしながら話す姿は"小学生らしい"一方、実践している内容は大人顔負けです。

 この学校に通う7歳の男の子に将来の夢を聞くと「世の中をもっとよくしたいから、政治家になりたい」とすべて英語で回答。さらに詳しく聞くと、「総理大臣になりたい。日本を引っ張りたい」という答えが返ってきました。

 また、13歳の生徒は学校について「英語を始めたのが最近だから、あまり自信を持てなかったけど、先生とかがサポートしてくれたので、けっこう学べたかなと思う」と明かしてくれました。

 この学校でが特に力を入れているのが、国語教育と日本文化の授業です。

 英語だけでなく、日本の学校と同じレベルでの国語教育に加えて、茶道・禅・礼儀作法といった日本の文化や伝統に根ざした授業も取り入れています。

 初代校長のマシュー・ウィリアムズさんは、生徒の成長について「自分たちの周りの環境に対して、とにかく興味を持つことを大切にしている。その好奇心の種をどんどん育てていくことを大事にしてほしい」と力を込めます。

名門校の進出 なぜ関西で?

なぜイギリス?なぜ関西が選ばれる?

 大阪・枚方市と神戸市の他にも、和歌山市の北に位置する自然豊かなエリアには「ゴードンストウン校」が来年9月の開校を予定しています。

 イギリスからの名門インター校の進出は、なぜ関西で相次ぐのでしょうか。

 国際教育評論家の村田学さんによると「関東よりも関西のほうが教育について新しい挑戦をしている」こと、そして「学校に適した土地が多い」ことが理由に挙げられます。

 またアメリカではなくイギリスの学校が進出する背景には、日本との「相性の良さ」があるといいます。

 小学校から制服があること、規律を重んじること、先生への敬意ある話し方・・・

 イギリスの名門校の気風と、日本の学校で重んじられる感覚が近いとことも要因に。

 日本文化を大切にしながら英語を学べる点も、イギリス系インターナショナルスクールの大きな魅力です。

(『newsおかえり』10月14日放送分より)

最終更新:10/16 17:00

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