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「誰かを責めたいわけではありません」中体連のミスで中高生8人が陸上の全国大会に出られず 子どもらが日本陸連の有森裕子会長に手紙
10/23 11:30 配信
担当者の手続きミスにより、陸上の全国大会への出場が叶わなくなった大阪府の中高生8人。その保護者が会見を開き、日本陸上競技連盟の有森裕子会長と面会して、子どもの思いが綴られた手紙を手渡したことを明らかにしました。手紙には「誰かを責めたいわけではありません」という思いも記されています。
担当者が期限日を誤認、8人は出場できない事態に
9月の大阪府の代表選考会で上位の成績を残した中高生8人は、10月23日から始まる全国大会に出場するはずでした。ところが、大阪中学校体育連盟の担当者がエントリー期限日を誤って認識していたため、手続きが間に合わず、8人は出場できない事態になりました。
大会を主催する日本陸連は、公平性の観点から参加を認めず、救済措置も取りませんでした。
「夢の舞台に立つ機会を失う、本当に悲しくて悔しい」
日本陸連の有森裕子会長に宛てた手紙
手紙には、大会に出ることについて次のように記されています。
「大会に出ることは、ただレースを走ることではありません。そこには、努力してきた時間や仲間との思い出、支えてくれた人たちの思いがあります」
さらに、ルールを守り公平に大会を運営することが大切だと分かっているとしたうえで、「誰かを責めたいわけではありません」と綴っています。それでも「自分たちには何の責任もないまま、夢の舞台に立つ機会を失わなければならないことが、本当に悲しくて悔しいです」と訴えました。
保護者の1人は、(有森会長が)涙を流し、言葉を詰まらせる場面も多く「よくここまで文字にできたというくらいすごい子どもたちだと思います」と語ったことを明かしました。
「これ以上大人は責めなくていい」と話す子どもも
大阪中体連は代替試合の開催を検討
子どもの1人は当初はショックでふさぎ込んでいたものの、出場できないと分かってからは「もうこれ以上大人は責めなくていい」「今後、私と同じような思いをする子が出なかったら、それでいい」と話すようになったそうです。
保護者らが求めているのは、再発防止と、全国大会の出場に代わる対応です。日本陸連などは、8人に対し代替措置を検討しているということです。
保護者らが日本陸連に提出した提案書には、次のような内容が盛り込まれています。
・エントリー漏れを防ぐための自動アラート機能の実装
・「大人の過失」によって問題が生じた際の救済措置の明文化 など
救済措置の一環として、大阪中体連は代替試合の開催を検討しています。保護者は提案を待っている状況ですが、寒い時期は十分なパフォーマンスが出せず、けがの恐れもあります。かといって3月に開催となれば、進学先の決定や他の試合と重なることになります。
保護者からは、子どもたちのモチベーションアップにつながる対応を検討してほしいという声も上がっています。
吉村知事「しわ寄せを子どもに寄せるのは違う」
吉村知事「できる限り子どもたちの夢を実現できるように」
この事態について、大阪府の吉村洋文知事は次のように述べました。
吉村知事
「大阪の中体連には厳しい制裁を科せばいいと思うし、再発防止策はやっぱり作って、ルールを改編していけばいいと思いますけども、そのしわ寄せを子どもに寄せるのは、僕は間違っていると思っています」
そのうえで、「できる限り子どもたちの夢を実現できるように、お願いしたい」と呼びかけました。
大会は23日から始まります。出場できなかった子どもたちがそのニュースをどんな思いで見るのかを想像すると、胸が痛みます。
(『newsおかえり』10月22日放送分より)
最終更新:10/23 11:30


