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「多くの人がだまされた力のある作品」 ”贋作”テーマに公開も検討 制作時期に一般的でない絵の具使用 高知県立美術館
03/14 19:09 配信
1800万円で購入した絵画、贋作だったということです。
高知県立美術館が所蔵する「少女と白鳥」は、県が1800万円で購入したものでしたが去年、贋作である可能性が指摘されていました。
この問題で県は14日、調査の結果、作品を制作したとされる時期には一般的でなかった絵の具が使われている可能性が高いことなどから、贋作であると判断したと発表しました。
(県立美術館・奥野克仁学芸課長)
「ご心配をかけた皆さんには申し訳なかったという気持ちでいっぱいです。これだけ多くの人が専門家も含めてだまされたわけですから、力のある作品であるのは間違いないですね」
県は今後、購入先に対し返金の交渉を予定するとともに、贋作とは何かをテーマにした有料の展覧会を開き、この作品を公開することも検討しています。
最終更新:03/14 19:09