7年前のリフォーム直後と変わらず綺麗なままの外観に驚きながら訪れる「匠」を玄関で迎えたのは、やはり変わらず明るいままのご夫婦でした。
ただ違ったのは息子さんが大きく立派な青年に育っていたこと。「匠」も思わず本人か訊いてしまうほど。
家の中は変わりなく、リフォーム当時と同じ綺麗なままでした。
家具の位置や飾り付けも全く変わりなく、奥さんからは「相変わらず使い心地が良い」と7年間愛着を持って使ってくれていた感想が。
「匠」が壁に目をやると、リフォーム当時小学校5年生だった息子さんの描いた絵がそのまま飾られていました。
「あのときの思いでをそのまま残そうと思って」と奥さん。
放送後の様子を「匠」が伺うと、息子さんは学校で冷やかされた思い出を語ってくれました。
ご主人は、ご近所の方が見学に来る度、ビフォーアフターの音楽を流して雰囲気を作っていると、実演しながら教えてくれました。更に携帯電話の着メロもビフォーアフター。これには「匠」もスタッフも笑わずにはいられませんでした。
奥さんは、「匠」が想定した通りに収納を使っていることを報告。綺麗に収まった衣類や布団、そして掃除機と作り付けならではの収まりの良さで、見た目もすっきりしています。
リフォーム前から色々とアイデアで工夫して暮らしを良くしていた奥さんが、リフォーム後も新たなアイデアで「匠」を驚かせました。
それは、玄関から室内が見えないようにと付けられたスライド式の目隠し扉です。残念ながらサイズぴったりの板が手に入らなかったものの、目的は十分果たしており、その丁寧な作りに「匠」もびっくり。
これだけ綺麗に使っている家族にも、一つだけ悩みがありました。それは、浴室のタイルに発生したカビ。幸いに換気の良い上の方には広がっていませんでしたが、人の脂やタンパク質がかかる浴槽周りには繁殖していました。
それを見た「匠」はご主人に「ドライバー」を貸してくれるようお願いしました。
「匠」はドライバーの先端を目地に当て、丁寧に次々とカビを削いでいきます。カビは漂白剤でも落ちるけども根が残りやすいので、根から削り取ってしまおうというワケです。
「匠」に教えてもらった家族3人も作業に加わりました。目地を削りすぎないように少しずつカビを剥ぎ取っていきます。全てのカビに対応できるものではありませんが、今回、再び目地に白さを取り戻しました。