長屋の外観の趣を味わいながら訪れた「匠」。ご夫婦と挨拶を済ませた「匠」は、6歳になった長男とリフォーム中に生まれ今は4歳になった長女に会うと、その成長に驚き。
続いて、扉の向こうから奥さんに抱きかかえられて現れた次男に会えて「匠」の喜びもひとしお!
小さな子どもが3人になって、楽しさと共に大変さも増えました。
和室の腰壁に貼られていた和紙は、3人のいたずらで見るも無残な姿に…
「子どもがいる以上しょうがない」と「匠」も苦笑い。
1階に作られた12畳もの家族の寝室はというと…ベッドで部屋の端から端まで埋めて、子ども達が寝返りをうっても落ちないようにしていました。
ただそのせいで、ベッドの向こうにある物入れの扉を開けることができず、また勝手口も全く機能していない状態でした。
家族が増え、成長したことで、リフォーム時とは違ったスタイルが必要と思いながらも、どうしていいか解らない奥さん。
そんな悩みに「匠」はある答えを見つけたようで、ご主人を連れて、自分のマンションのトランクルームに…
再び家に戻ってきた「匠」とご主人が持ち帰ってきたのは、「匠」自身が以前使っていた、間仕切り用のパネル。
次々と、ベッドや棚を移動して配置が決まったところで、パネルの組み立て開始。アジャスターで柱を固定して、板をはめ込んでいきます。
こうして出来あがった間仕切りは、勝手口への通路を作ると共に、ベッドから子ども達が転げ落ちることを防いでくれます。ベッドの向きも変わり、扉を塞がれていた収納も再び使えるようになりました。
将来、このパネルを使って子ども達の勉強スペースやプライバシーを考慮したレイアウトを作ることができます。
もう一か所の悩み、ボロボロになった腰壁の和紙をなんとかすることに。
「匠」からGoサインが出ると、子ども達が一斉に壁に駆け寄って、和紙をはがし始めました。
綺麗に和紙がはがれた後に新たに貼りつけるものとして「匠」が用意したのは、ぶつけても痛くない上、丈夫なコルクシート。
これで、この日の補修は終了しました。
落ち着いたところで「匠」から次男が生まれたお祝いが渡されました。
それは…次男の名前入りの丸いタイル。
長男と長女の名前が書かれたタイルは、リフォーム時に階段の壁に埋め込まれていましたが、リフォーム後に生まれた次男の名前は無く、本人もちょっぴり寂しい思いを。
けれども「匠」が新しいパネルを並べて貼りつけ、仲良し三兄弟が揃うこととなりました。