インタビュー

岸辺一徳さん インタビュー

  • 藤山直美
  • 鈴木京香
  • 岸辺一徳
  • 大石静

撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
現場は、藤山直美さんが楽しく乗っている感じが全体に波及して、本当に楽しく進みました。彼女のサービス精神の表れで、こういう脚本があって、シーンがあって、そのシーンによってはそこをどういうふうにちょっと崩す、ふくらます、というふうな意図的なことも含めておもしろくアドリブを言ったり、楽しませてくれたりしていますね。いつも全体を考える人なんですね。それがドラマ作りにつながって、いいものになっています。
演じられた権藤役について
詐欺師は悪いことなんですが、本当のワルではなく、悪いことなんだけれど、悪い人を懲らしめているという前提での詐欺グループ。下手すると、チーム権藤がいい人に見えてもいいわけです。
犯罪を犯しているという気持ちは横に置いていますね。夏子がたまたま詐欺集団に巻き込まれて、被害者だったのが、同じようにもっと悪い人を懲らしめるという物語なので、むしろ悪いヤツを懲らしめるという方向に気持ちを置いてやっています。
一応、ボスという役ですが、引っ張っているようで、引っ張られているほうにいる夏子が、気が付いたらときどき引っ張っているときもありますね(笑)。
夏子と富士子の両方から思われる役ですが、こんな贅沢な役はないなあ(笑)。
二度とないというか、これ以前にもなかったんですけど(笑)。楽しい役です
藤山直美さんとの共演について
(藤山直美さんは)「私は舞台の人間なので、映像の仕事は苦手です。」と常々おっしゃっていました。僕はTVや映画で共演させてもらうことが比較的多いですね。最初に会ったのは彼女がまだ20歳過ぎの時で、舞台もまだそんなにやっていない頃。女優という仕事を本格的にやろうという以前に、ドラマで一緒になりました。
このドラマのみどころは?
藤山さんと僕、そして、藤山さんという女優さんと一度芝居をしてみたいという思いから一緒にやっている鈴木京香さん。そういう中から生まれるものをお客さんがどう見てくれるかも楽しみです。僕自身のことで言うと、軽いコメディ仕立てのドラマが最近、意外と少ない。そういう中に自分が入ったときに、どんなふうに自分が映るのかなと。そういう楽しみがありますね。

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