ホーム > 公演情報 > 清水和音 ドラマティック・ラフマニノフ

公演情報

清水和音 ドラマティック・ラフマニノフ
〜デビュー30周年記念〜

[ピアノ]清水 和音
[指揮]高関 健
[管弦楽]日本センチュリー交響楽団 (旧・大阪センチュリー交響楽団)

日時 2011年9月17日(土) 14:00 開演 13:00 開場
会場 ザ・シンフォニーホール
料金 A 5,000円 B 4,000円 C 3,000円
一般発売日 2011年4月24日(日)
優先予約日 2011年4月21日(木)
プログラム ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番
お問い合わせ先 ABCチケットセンター
06-6453-6000

ロマンティックの極致!!
とろける様に甘く美しいラフマニノフの世界へ!!



デビュー30周年を迎え、
東京・大阪・札幌で記念プロジェクトに挑む清水和音さん!
自身がこよなく愛するラフマニノフから、ザ・シンフォニーホールの思い出まで、
大阪公演へ向けてユニークたっぷりに熱く語って下さいました!!



Q 1981年ロン=ティボー国際コンクール優勝から30年ですね。

 世の中に認知されて、当時、日本人が1位をとることがなかったから今の子たちより騒がれて本当にラッキーだったね。今は1位をとることにみんなが慣れちゃって、気の毒だよ。


Q 「ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を弾きたいためにピアニストを目指した」と伺いましたが?
 
 中学1年生か2年生の時に譜面を買ってきて、真っ黒い譜面を見て、音が多くてね〜。嬉しくなるような譜面で、これを絶対弾かなきゃと思ったね。この譜面を見なくてもピアニストにはなっていたかもしれない、だけど、1つやりたいことができたっていう意味で嬉しかったね。この譜面を見たときからオーケストラと共演できたら良いなっていう思いが、ずっとあったね。


Q 実際にラフマニノフの第3番をお客様の前でデビューされたのはいつですか?

 20代半ばの頃じゃないかな、デビューはザ・シンフォニーホールだったよ!
小松一彦さんの指揮で関西フィルさんとね。演奏は大変だったね〜、僕の演奏が大してうまくなかったんだよ(笑)。


Q ラフマニノフの魅力とは?

 頭が良いよね、ラフマニノフって。作曲家はみんな頭脳のすごい人ばっかりだと思うけど、特別、頭が良いと思うんだよね。曲のでき具合とかが違うんだよ。あの曲が頭の中でできているんだから、相当な能力だよね。


Q ザ・シンフォニーホール会館当時から演奏をしてくださっていますが、ホールの印象はありますか?

 このホールは良いよ!昔、このホールができた時は、えらく響くホールだなという印象があったんだけど、今となってはそんなこと全然なくて、他のホールが響き過ぎるから、ここの良さが際立ってるよね。フォルティッシモ(極めて強く)が、ちゃんとフォルティッシモで聴こえるし、ピアニッシモ(極めて弱く)が、ピアニッシモとしてちゃんと綺麗に聴こえるし、ちょうど良い大きさだと思う。弾いていても音がナチュラルで、音の芯が聴こえるよね。


Q ザ・シンフォニーホールでの思い出はありますか?

 ザ・シンフォニーホールではラフマニノフのピアノ協奏曲第1番も弾いたことあるよ。大阪交響楽団(旧・大阪シンフォニカー交響楽団)とね。ウラディーミル・ヴァーレックさんの指揮で、そのあとにドヴォルザークのピアノ協奏曲も弾いてるんだよ。もともとは、ちょっと珍しいピアノ協奏曲をやりたいからドヴォルザークの協奏曲を頼まれてね、忙しいからラフマニノフの1番にしてくれって言ったらやってくれて。でも、そのあとにまた依頼がきて、こないだお前の言うラフマニノフをやったんだから、今度はドヴォルザークをやれって(笑)。それで断れなくなっちゃってね。ドヴォルザーク、難しかったなぁ〜もうまいったよ。技術的に難しいというか長くて長くて、あんまり聴いたことない曲だし(笑)。金聖響さんとオーケストラ・アンサンブル金沢とはブラームスのピアノ協奏曲第2番をやらせてもらったね!


Q 指揮者の高関 健さんとは?

 圧倒的に共演が多いよ。冷静な人だから俺にとって有難い存在だね。冷静っていうのがつまらないっていう意味じゃなくて、取り乱さないってことね。良い演奏家の条件だよね。燃え上がるものがあっても、舞台ではきちんと仕事をしてくれるから信頼できるよ。


Q 最後に関西のファンの皆様にメッセージをお願いします。

 もっと元気を出してほしいね!昔よりブラボー!の数が少ないよ(笑)。
俺が下手になったのかな〜(大笑)、ブラボーが出ると嬉しいよ!!




♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪





30年の演奏活動で磨き上げた芸術の集大成!
清水和音 ドラマティック・ラフマニノフ

「ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を弾きたいためにピアニストになった」。
デビュー30周年記念コンサートに選んだのは、清水和音さん自身がこう明言する最愛の作曲家、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、そして第3番。
昨年4月に発売されたCDでは巨匠アシュケナージのサポートを受け、この最も特別なレパートリーであるラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を渾身の演奏で録音。このCDからも伝わってくる奥深い信念、そして内面から輝き放つ豊かな音楽性は、聴き手の心に熱く訴えかけ、魂の演奏が聴こえてきます。
そして20世紀最も愛されたピアノ協奏曲のひとつであり、ラフマニノフを代表する協奏曲として愛奏されている協奏曲第2番。ロシア的な叙情性とノスタルジックな趣から活気に溢れたクライマックスへと流れ込み、ラフマニノフらしいコーダで締め括られる名曲中の名曲。音楽と一体化した清水和音さんの演奏は聴き手を自然に音の世界へ導き、新鮮な感動とともに心地よく包み込んでくれることでしょう。
今回のステージではマエストロ高関健が過去、常任指揮者を務めた相性抜群の日本センチュリー交響楽団とタッグを組み、清水和音さんの全身全霊の演奏に華を添えます。30年という音楽活動を経た今も、常に新たな気持ちで作品の魂を生き生きと甦らせる清水和音さんの至高のラフマニノフは、絶対に聴き逃せません。

朝日放送テレビのバナー
ABCラジオのバナー
ABCイベントのバナー
このページの一番上に戻ります