目覚しい発展を続ける国から溢れ出す熱い音色
ベトナム国立交響楽団

近年目覚しい発展を続けているベトナムから勢いのあるオーケストラが2004年以来9年ぶりにザ・シンフォニーホールにやってきます。
1959にハノイで設立されたベトナム国立交響楽団は今年で54年の歴史を数え、ベトナムの芸術性や社会生活に大きく貢献してきたフルタイムのプロフェッショナルオーケストラで、お膝元のハノイ国立音楽院から輩出される優秀な人材に加え、ロシア、チェコ、フランス、中国、日本などへの留学経験豊かな音楽家によって構成されています。彼らはフランス統治時代にパリのオペラ座を模して建設されたというハノイのオペラハウスで行われるコンサートをはじめ、年間60回以上の演奏会を開催しており、特に近年は著名な指揮者、独奏者を頻繁に招き、その演奏技術を飛躍的に高めています。
その発展に大きな役割を果たしているのが今回指揮をする本名徹次さんで、2001年に同楽団の音楽アドバイザー兼指揮者に就任、2009年には首席指揮者兼音楽監督に就任され、さらに昨年2012年には観光省から文化功労賞を授与されました。
プログラムも聞き応えたっぷりで、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」に加え、ピアニストとして児玉桃さんが麗しい華を添える、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、そして武満徹作曲「弦楽のためのレクイエム」をお贈りします。
今年は日本とベトナムの外交関係樹立40周年に当たり気合十分！発展著しい元気な国から情熱溢れる演奏家たちが奏でる熱い演奏を是非お楽しみに！