気鋭のピアニストが贈る音のプレゼント
外山啓介 ピアノ・リサイタル2013

2010年「オール・ショパン・プログラム」、2011年「ベートーヴェン4大ピアノ・ソナタ」、昨年2012年「展覧会の絵」と外山啓介さんはここ3年続けてテーマ性を持たせたプログラムを組んで、ザ・シンフォニーホールの舞台で素晴らしい演奏を奏でてくれました。
今回のリサイタルでは「とにかく皆さんに楽しんでいただける曲、華やかで心が躍るような曲」を彼自身が選びました。前半はシューマンの「献呈」、シューベルトの「アヴェ・マリア」のリスト編曲版、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」などピアノ独奏のために編曲された作品を中心に選曲し、ピアノの「音色」と「色彩感」を楽しんでもらいたいとの想いが伝わってきます。後半にはショパンの人気曲「小犬のワルツ」「英雄ポロネーズ」、「葬送ソナタ」など美しいメロディが並び、彼の真骨頂である、ショパンプログラムで華やかな彩りを添えてくれます
鮮烈のデビューから7年を経て自身の修練、成長だけではなく、「お客様に楽しんでもらいたい」という気持ちで選び抜いた今回のプログラムには彼の純粋な気持ちと心のゆとりすら感じられます。端正な容姿や才能に奢ることなく常に前向きに一生懸命にピアノに向き合うその姿には感動を覚えずにはいられません！外山啓介がみなさんにお贈りする“心躍るひととき”をどうぞお楽しみに！