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公演情報

ソフィア・ゾリステン&リヤ・ペトロヴァ「名曲の花束」
〜ブルガリアの至宝リヤが贈る感動の「四季」〜

[指揮]プラメン・デュロフ
[ヴァイオリン]リヤ・ペトロヴァ(☆)
[弦楽合奏]ソフィア・ゾリステン

日時 2016年11月23日(水) 14:00 開演 13:00 開場
会場 ザ・シンフォニーホール
料金 A 4,000円 B 3,000円 C 2,000円
一般発売日 2016年5月22日(日)
優先予約日 2016年5月20日(金)
プログラム 【プログラムB】
《ブルガリアの至宝リヤが贈る感動の「四季」》
J.S.バッハ:G線上のアリア
ドヴォルザーク:ユーモレスク
シューベルト:楽興の時〜第3番
パッヘルベル:カノン
イギリス民謡:グリーンスリーヴズ
アイルランド民謡:庭の千草
エルガー:愛のあいさつ(☆)
シューベルト:アヴェ・マリア(☆)
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン(☆)
J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
J.S.バッハ:幻想曲 BWV.542

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」(☆)
お問い合わせ先 ABCチケットインフォメーション
06-6453-6000

ブルガリアの名門室内合奏団ソフィア・ゾリステンが今秋来日!
3年ぶり16度目の日本ツアーに向けて、指揮者のプラメン・デュロフ氏とブルガリアが誇るヴァイオリニスト、リヤ・ペトロヴァさんにツアーの魅力や日本への想いをインタビューしました!


【プラメン・デュロフ インタビュー】
Q2017年はソフィア・ゾリステン結成55周年ですが、ソフィア・ゾリステンの歴史を簡単にお話しいただけますか?

「ソフィア・ゾリステン」初の公開コンサートから2017年で55周年を迎えます。最初のリハーサルは、コンサートの5か月前、1961年11月から始まりました。メンバーはそれまでソフィア国立歌劇場のオーケストラで演奏していました。皆、ブルガリアには、イタリア、ロシア、イングランドのように、独立した弦楽オーケストラがないことがよくわかっていました。私たちは今でも「ソフィア・ゾリステン」の最初の楽団員13名を「創立メンバー」と呼んでいます。当初、彼らは楽譜集めから始め、細部まで練り上げ、初コンサートは大成功を収めました。これは、メンバーが非常に緻密に仕事をこなし、一人一人が、ほかのメンバーにとって完璧なパートナーになるよう努めたからなのです。

Q前回2013年の日本ツアー以降、国内外で非常に精力的に活動してきたと思います。2013年から2016年にかけて、ソフィア・ゾリステンがどのような音楽活動をされてきましたか?

ブルガリア国内では、数多くのコンサートを行ってきました。また、ドイツ、ルーマニア、スペインでツアーを行いました。一番興味深かったのは、ブルガリアでの様々なフェスティバルの仕事です。例えば、「アラベスク」という国内トップのバレエ・カンパニーがバレエ・シーンを踊る室内オペラを演奏しました。これは、オランダの作曲家ポール・ヴァンブルージュの作品で、ワールド・プレミアでした。この時の演奏に対し、2015年ソフィア市賞を授与されました。

Qソフィア・ゾリステンは、ほかの弦楽アンサンブルと比べて、どのような違いがありますか?ソフィア・ゾリステンだけが持つ魅力とは、何だとお考えですか?

私たちは毎日、集まり、毎日、練習します。また、プライベートでも親しいです。何か良いものが出来てくると、皆でそれを試したくなります。何か良いものを作り上げたくなると、私たちは情熱を惜しまず注ぎ、細部にいたるまでリハーサルをして音楽を作り上げていきます。

Q今まで、いつ、どのような場所でリヤさんと共演してきましたか?

初めてリヤと共演したのがもう20年も前だとは、不思議な気持ちがします。当時、リヤはまだ小柄で、美しく、ニコニコした子で、パフォーマンスにとても集中していました。その後、リヤが、この20年前の初共演のことを本当に細かいところまで覚えていることがわかりました。今では、彼女は国際的な評価を得たアーティストとなり、ヨーロッパを中心とした有名アーティストと数多く共演しています。しかし、以前と変わらず、にこやかで、真面目で、非常に知的です。彼女にはますます輝かしい未来があると信じています。

Q今回の日本ツアー「名曲の花束」について、どう思いますか?

このツアーの名前は、とてもセンスがあり、的を射ていると思います。様々な音色の花束には、明るい作品、重苦しい作品、テンポが速い作品、遅い作品、古い作品、新しい作品があります。全体としての美しさの中で、それぞれの曲の個性が光っています。

Q膨大なレパートリーをお持ちのソフィア・ゾリステンですが、今回のようなよく知られた曲を演奏することに、どのような意義がありますか?

今回のプログラムにある曲はどれも象徴的だと思います ― 作曲家の功績やその時代の特徴を可能な限り凝縮して表現しているからです…。どの曲も違った雰囲気を持っています。まるで宝石や小さな彫刻、絵画作品が展示してあるブティックにいるかのようです。

Q今回のツアーで演奏する曲の中で、どの曲を日本の皆さんに聴いてもらいたいですか?

日本の皆さんにとっておなじみの曲が多く、どの曲も楽しんでいただけると思います。日本の皆さんは、切り替えがとても早いです。ある曲で瞑想したかと思うと、瞬時にスイッチを切り替えて、次に演奏されるユーモアあふれる曲、感動的な曲、陽気な曲に反応できるからです。

Q今回のツアーでは、北は北海道から南は九州まで、秋の日本で20公演 行います。この長い日本ツアーに向けて、どのような思いがありますか?

日本各地を回るのは、とても楽しみです。ツアーのオーガナイズも素晴らしく、世界中でも日本ならではだと思います。配慮が行き届いていて、分刻みの正確さで物事が進んでいくからです。日本という国は、秋には特に自然が美しいです。世界のどの国でも、日本のような緑・黄・赤といったカラフルな色の組み合わせを見ることはできません。また、日本各地を巡っていると、必ず何かしら新しい変化を発見することができます。私たちは日本に心から親しみの気持ちを抱いていて、来日する度に、大切な思い出が増えています。

Q日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

この地球上での生活は、ますます目まぐるしくなってきています。音楽は、私たちの心の中の調和を保ち、ストレスを癒し、人生を楽しいものしてくれます。音楽は、私たちの心の中にあります ― 私たち自身で、その音楽を見つけ出してみましょう!

【リヤ・ペトロヴァ インタビュー】
Q2016カール・ニールセン国際音楽コンクール(デンマーク)、ヴァイオリン部門での優勝、おめでとうございます。どのように準備をして1位を勝ち得たのでしょうか?

ありがとうございます。デンマークのコンクールに向けて、一生懸命準備しました。もちろん、コンクールのプログラムを練習し、コンサートで演奏もしましたが、それ以外に、私が演奏する曲の作曲家について、いろいろな文献を読んだり、その作曲家の他の楽器のための楽曲を聞いたりもしました。その他、スポーツをしたり、自然の中を散策したりすることも、私にとっては準備となっています。

Q現在はどこにお住まいですか?また、毎日、どのように過ごしていますか?

私はベルリンとパリ、2つの都市を行ったり来たりしています。両方とも非常に美しい首都です。私にとっては毎日がそれぞれ違いますし、ソリストとして、一日も同じ日はありません。練習し、食事をし、眠り、良い本を読み、家族とおしゃべりしたり、手紙を書いたりし、気持ち良い散歩をする時間を常に見つけるようにしています。

Q作曲家の中で、誰が一番好きですか?また、クラシック以外に、どんな音楽を聞きますか?

作曲家を一人だけ選ぶのは、とても難しいです。私の人生の中で時期によって好みが変わってきました。ベスト3を挙げるとしたら、今のところ、バッハ、ベートーヴェン、ショスタコーヴィチです。
時間がある時は、ジャズ、ソウルミュージック、アカペラ、時にはロックも聞いています。

Qマエストロのデュロフ氏とソフィア・ゾリステンは、あなたにとってどんな存在ですか?

6歳の時、初めてソフィア・ゾリステンと共演したのですが、私にとってオーケストラとの共演の初コンサートにもなりました。私にとって忘れられない経験です。
共演する時は、いつも落ち着いて演奏できます。皆、すばらしい演奏家ですし、昔からお互いのことを知っていますから。どのメンバーの人柄もよく、一緒に過ごすのも楽しいです。

Q今回のツアーでは、サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」、サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」そして、ヴィヴァルディの「四季」といった、多くの人々に知られている楽曲を演奏します。このような楽曲について、どう思いますか?

このような楽曲がよく知られているのには理由があると思います。気品があり、聴いていても演奏しても心がわくわくします。また、どの曲も全く違う特徴があり、全く違う物語を語っています。今回のプログラムを演奏するのがとても楽しみですし、演奏会ごとに何か特別な体験ができるのではないかと期待しています。

Q今回のツアー中に、日本でやりたいことはありますか?

日本の皆さんに私をもっと知っていただけるよう、素晴らしい聴き応えのあるコンサートにしたいです。日本の伝統や日本食についても、いろいろな発見をする機会があればと思います。

Q最後に、日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。

今回の来日がとても待ち遠しいです。ファンの皆さん一人一人とコンサート会場でお会いできることを楽しみにしています!


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珠玉のクラシック名曲ベスト集とリヤの「四季」!『名曲の花束』 2公演開催!
ソフィア・ゾリステン&リヤ・ペトロヴァ「名曲の花束」

創設50年以上の長い歴史と伝統を持つブルガリアの至宝=ソフィア・ゾリステン。緻密なアンサンブルから生まれる音楽は、聴くものすべての心を包み込む優しさに満ちています。
そして今回の公演では、ソリストにブルガリアが誇る1990年生まれの美貌の天才ヴァイオリニスト=リヤ・ペトロヴァが加わります。わずか6歳にしてプラメン・デュロフ指揮、ソフィア・ゾリステンと共演したリヤが贈る甘く美しい名曲小品や圧倒の超絶技巧曲で、息の合ったはつらつとした演奏を聴かせてくれるでしょう!

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