ビーバップ!ハイヒール

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2012年03月08日(木)

商標にドラマあり!知られざる企業戦略

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
チュートリアル(徳井・福田)
高見こころ
岡元昇(ABCアナウンサー)

ゲームセンターでよく見かける、クレーンを操作して景品を取るゲーム機。「UFOキャッチャー」と呼ぶことが多いが、実はこの名称は大手ゲーム機器会社のセガだけが使える呼び名であり、他メーカーのものは「クレーンゲーム」などと言わなければならない。このような独自の商品やサービス名を「商標」という。特許庁に届け出ることで、登録した者が使用権を独占し、他人が使えないようにするのだ。身近にあるものでいえば、「エレクトーン」はヤマハの登録商標で、他業者の物は「電子オルガン」、「サランラップ」は旭化成の登録商標のため、「食品包装ラップ」などと呼ばなければならない。「これら商標の裏側には企業の涙ぐましい努力が隠されている」というのが、今回のカシコブレーンで弁理士の茅原裕二先生。今回は、茅原先生が商標にまつわる様々なドラマを紹介する。

「企業にとって商標とは、他業者のものと区別し、自社の製品を選んでもらうためにつける目印。商標登録をすることで他者の悪用を防ぐ」という茅原先生。 実は、たむらけんじも「炭火焼肉たむら」を商標登録しようとしたが、登録できなかったとか。なぜダメだったのか?たむけんをはじめ、自分たちの商品が持つ ブランド力を大切に守ろうとする企業。歯磨きでおなじみの「ライオン」は、そのロゴを商標登録したのち、「NO17(ナンバー17)」も登録した。スタジ オも感心したその理由とは!?また、茅原先生は、最近増えているキャッチコピーの商標登録についても具体例をあげて解説する。

商標登録をしようとしたところ、既に名前が登録されていた!そんなこともしばしば起こる。そのとき、企業はどのように事態を切り抜けるのか!?数々のヒット商品を生み出し、世界中の注目を集めるアップル社。多機能携帯電話の「iPhone」は大ヒット商品のひとつだが、実は日本での発売を前に、その名前を使用できないことが判明!日本では既にその名前が企業に商標登録されていたのだ。その会社とは!?そして、名前を諦めるわけにはいかないアップル社が取った対策とは!?講談社が誇る少女マンガ雑誌の「別冊フレンド」も、「フレンド英和辞典」が既に商標登録されていたため、当初は特許庁から登録商標として認められなかった。だが、マンガと辞書。似ても似つかぬ二つの出版物が類似とみなされた理由とは?諦めなかった講談社が11年の歳月かけて商標登録を勝ち得るまでの闘いのドラマに、スタジオも賛辞を送る!

「ハテナの自由研究」は、たむけんの「犬はドッキリにひっかかるのか?」の第2弾。前回、ドッキリにひっかかる犬もいることがわかったが、今回も溺愛する2組が登場し、愛犬にドッキリを仕掛ける。ドッキリにかかった犬たちのユニークで愛らしいリアクションは必見!

茅原 裕二(かやはら ゆうじ)
茅原 裕二(かやはら ゆうじ)

関東学院大学工学部電気工学科卒業。平成15年弁理士試験合格後、平成15年弁理士登録。神田にある創立40年の歴史を持つ和田国際特許事務所にて弁理士として務めた後、2011年5月に独立、「わらしべ特許商標事務所」を設立。2011年7月に出版した『佐藤さんはなぜいっぱいいるのか? 身近な疑問から解き明かす「商標」入門』が話題になっている。

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