ビーバップ!ハイヒール

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2013年7月11日(木)

四億年の知恵! 身近な植物たちのスゴイ戦略

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
ブラックマヨネーズ(小杉・吉田)
鹿沼憂妃
八塚彩美(ABCアナウンサー)

現在、地球上を覆う植物の数は、知られているだけで、およそ27万種。そして、彼らには動物にはない共通した特徴がある。それは、“動き回らないこと”。30億年もの昔から、太陽の光を利用し、自分で栄養分を作り出すことに成功していた植物は、どの生物よりも早く、海から陸へと上がり、陸の上で新たな進化を遂げる。動き回らないからこそ、過酷な環境を耐えて生き抜く知恵を身につけてきた。鮮やかで美しい花の色も植物の知恵のひとつ。そこには、虫たちを誘うためだけではない、驚くべき戦略が隠されている。そんな植物のスゴさを教えてくれるのが、甲南大学理工学部教授の田中修先生。「NHK夏休み子ども科学電話相談室」の植物担当を長年務め、植物の不思議を子どもたちに分かりやすく解説している。今回は、田中先生が学校では習わない植物たちのスゴイ戦略を解説する。

どんな環境にもグチひとつこぼさず、地球上のすべての生き物の命を支えている植物たち。そんな植物をこよなく愛する田中先生に、凡人チームは子どもになったつもりで素朴な質問をする。なかでも、「『キレイだね』と話しかけると、キレイな花を咲かせるというのはホント?」というモモコの質問に対する田中先生の驚きの解答は!?

植物の大きな特徴は「動き回らないこと」だが、田中先生によれば、植物は「動けない」のではなく、自分で栄養を作ることができるため、「動き回る必要がない」のだとか。そんな植物たちは、動かなくてもいいように、生き残るためのスゴイ知恵を身につけている。木々がいい匂いを放つ理由をはじめ、バラやアジサイが身を守る方法、花々の美しい色の理由、人間が植物を食べた時に感じる“味”など、植物が外敵から身を守るためにあみだした様々な防衛手段を紹介する。

植物は子孫繁栄についてもスゴイ戦略を持っている。たとえば、自分の花粉を自分のメシベにつけてタネを残そうとはしない。その理由について、「花の中は家庭内別居状態」と、田中先生が植物の賢い戦略を解説する。また、花粉を運んでもらうため、外に向けて積極的に働きかけねばならない植物の“婚活作戦”を紹介。人間と同じく、植物のあの手この手のテクニックにはスタジオの一同も「めっちゃ、ガンバってるなあ」と感心する。

また、過酷な環境の中でスゴイ能力を発揮する、たくましい植物の戦略をクイズ形式で紹介する。

「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの「クイズ!仲間の気持ちがわかるん会」。共通の劣等感をもつ仲間同士は互いの気持ちがわかるのか?を検証する企画で、今回は「貧乏」と「40歳をすぎて独身」の方々が登場。貧乏な人が言われて腹の立つNGワードとは!?

田中 修(たなか おさむ)

田中 修(たなか おさむ)

甲南大学理工学部教授。京都生まれ。
京都大学農学部卒業後、同大学院博士課程修了。
米国スミソニアン研究所博士研究員などを経て、農学博士として現職を務める。
日本植物学会、植物化学調節学会等に所属。主に、つぼみの形成や開花の仕組みについて研究。著書に『ふしぎの植物学―身近な緑の知恵と仕事』『蕾たちの生涯-花とキノコの不思議なしくみ』など多数。

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