ビーバップ!ハイヒール

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2013年9月5日(木)

踊れ!言葉の壁を超えて… ダンスの向こうに世界が見える

ハイヒール(リンゴ・モモコ)
筒井康隆、江川達也、たむらけんじ
ブラックマヨネーズ(小杉・吉田)
小林香菜(AKB48)
八塚彩美(ABCアナウンサー)

日本ではダンスが空前の大ブーム。義務教育では体育の授業に「ダンス」が必修化され、子供向けのダンス教室は大盛況。大人のダンスレッスンも人気で、ダンス人口は200万人ともいわれている。歴史を紐解けば、そこには必ずダンスがあり、その裏には知られざるドラマがある。そんなダンスにまつわる物語を教えてくれるのが、舞踊評論家の乗越たかお先生。日本や世界のダンスを見て回るだけでなく、ダンスコンクールの審査員も務めるほか、ダンスを体系的にまとめた世界初の著書「コンテンポラリー・ダンス徹底ガイド」は世界のライブラリーに所蔵されるなど、ダンスを知り尽くす。「ダンスを持たない民族はない。それほどダンスは人間の根源に根差したもの」という乗越先生が、様々なダンスの歴史を紐解く。

AKB48といえば、歌って踊れるアイドルグループだが、冒頭、ダンスは苦手という小林香菜が「Everyday、カチューシャ」のさわりを披露。さらに、ブラマヨ小杉も得意の踊りを披露する!そんな2人のダンスでスタジオも和むが、実は、ダンスの裏側には国が歩んできた悲劇の歴史や虐げられた人々の心の叫びが隠されていた。北野武監督の映画「座頭市」で脚光を浴びたタップダンスは、靴底に付けた金属板を踏みならし、足先だけでリズムを表現するダンス。いったい、なぜ、こういう踊り方なのか?そこには、17世紀のアメリカで嘆き苦しんだ人間たちの悲しい歴史があった。タップダンスと同じように、悲しみから生まれたのが、アイリッシュダンス。上半身を動かさず、下半身でリズムを刻むが、なぜ、このようなスタイルになったのか?元々は全身で喜びを表現するダンスだったアイリッシュダンスが下半身だけで踊るようになった歴史とは!? 腰を低く落とした状態で腕を組み、足を交互に前へ突き出すコサックダンスは、ロシアのイメージが強いが、実際はウクライナの伝統的なダンスだ。コミカルに見える動きには、実は戦いの魂が込められていた!その他にも、悲劇から生まれたダンスをスタジオで紹介。その意外性に一同も驚く。

日本でも、竹の子族やディスコ、社交ダンスやパラパラなど時代時代にダンスが流行。そんな今のダンス大国ニッポンの礎を築いたともいえる人物が大阪にいた。ダンスの魅力に取りつかれて渡米し、本場アメリカのブロードウェイミュージカルに出演したこともある日本を代表するダンサー、中川三郎。第二次世界大戦で消えかけた日本のダンスの灯を再びともした男のダンス人生を紹介する。

また、乗越先生オススメの関西出身のダンサーを紹介。なかでも、国際的な賞を数々受賞した世界屈指のパントマイムダンサー、いいむろなおきさんがスタジオに登場し、パフォーマンスを披露する。

「ハテナの自由研究」は、ブラックマヨネーズの新企画「関西の社長 天下一武道会」。個性的で押しの強い関西の社長さんたちを集め、負けん気の強さを検証する。「スーパー玉出」の社長、「通天閣」の社長、そして、“のぶちゃんマン”でおなじみ、「家具の宝島」の社長の3人が登場し、芸人がやるような企画に挑むが、案の定、負けん気炸裂の大爆笑の闘いが繰り広げられる!

乗越 たかお(のりこし たかお)

乗越 たかお(のりこし たかお)

作家・舞踏評論家。東京生まれ。
既成ジャンルに属さないコンテンポラリー・ダンスと呼ばれる新しい分野のダンスに関する日本唯一の評論家。また、国内だけでなく海外のダンスフェスのプロデューサー、アドバイザー的な活躍も多い。
『ダンシング・オールライフ~中川三郎物語』『ドメイン~熊川哲也120日間のバトル』など著書も多数あり、海外でも翻訳されベストセラーとなった『コンテンポラリー・ダンス徹底ガイドHYPER』は世界最高のダンス・ライブラリー、NYリンカーンセンターにも収蔵されている。

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